「隻腕 短編」を含む小説

ある日、隻腕という称号を背負って生きていくことになった俺は、クリスマス当日に義手を貰ってしまう。

　世の人々の間では、もっぱら気まぐれだと思われている魔術師のゾディことゾディアス・リブレウス。凄腕の魔術師ながら自分の気に入った依頼しか請けず、無報酬で術を使うこともありません。…

剣士として生きてきたファルクスは、とある事故で片腕を失い、片足を引きずるようになった。 何もできなくなり、死んだような日々を送っていたある日『なりたい自分で生きていこう』と書かれ…

とある、いにしえの神話の話をしよう。 後に勇者と成る少女と、隻腕の怪物による〈神話のはじまり〉を。 少女エヌナは、最も貴き神の申し子として生まれた〈勇者〉だった。 エヌナは勇者…

都でまじない師を装って過ごす隻腕の美少女リリィ。 彼女のもとに、ひとりの男が尋ねてきた。 「死んだ恋人を生き返らせてほしい」――― 男のその願いを受け、リリィは立ち上がる。 …

猫を猫を助けようとトラックに轢かれた瞬間、大学生のサラは異世界召喚される。魔法陣の中で息絶えて幽霊になり、猫の姿をした悪魔ジゼルとの血の契約が成立していた。そこはサラが知っている…

「もう一度だけ、君に会いたいよ」 　そう願い、焦がれ、幾星霜。 　死体ばかりに囲まれた少女は、墓守の少年に恋をした。 　儚く切ない、甘い日々。 　失った思い出を、大切な人を蘇…

　私は産まれた時から人間ではなかった。人間という生き物はそうあるべきという姿が決まっている。私の姿はその定型から逸脱した異形のものだった。 　から始まる短編です。

魔族と人間の戦争があった。勇者が魔王倒し、一つの時代が終わった。残酷と不安とこれからの時代が残った世界を、勇者キートンは歩く。自身も左腕を失い、やせ細った体で足を進める。戦争は、…

⭐︎名もなき王子……12歳。白髪で瞳の色はブルーフローライト。王国ジュルチャーニの第二王子。自在に制御しきれないほどの強大な魔力を持つ。存在を恐れられ、死産だったとされて王城の北…

「痛みはいつか過ぎていきます」 今にも消え入りそうなほど薄命に見える少女が口にしたその一言は、今でもこびりつくように記憶している──森に住まう老齢のアルフレードは、再会を果たした…

つまらない死に方をした経済ヤクザが、気がつくとそこは美しい青空の下。空から降ってきたのは…？

異世界を旅する一人の少女と、それに憑いた魔物のお話。 ネットで見かけた素敵なイラストから勝手にイメージした物語を、読みきり短編で綴ります。 《登場人物》 マキア……　竜骨で…