ジャンルが異世界ファンタジーとなっていますが、その上にダークファンタジーを混ぜこんだような脚色ですね。
とにかく文章表現が巧みで、浮いてしまいがちな生と死の状況をうまい具合に取り入れています。
この物語のキーにもなっているダークファンタジーという色。
一見ダークとなると暗いイメージがあるのですが、作者さんの技量により、なるべく明るく希望が見える形で表現されており、常に読者を飽きさせないような展開に好感が持てますね。
物語はまだ始まったばかりですが、死者を操る主人公のこれからの行動に期待したいです。