「結婚祝い」を含む小説

元侯爵令嬢は薬師となり、疫病から民を守った。『救国の乙女』と持て囃されるが、本人はただ薬師としての職務を全うしただけだと、称賛を受け入れようとはしなかった。 結婚祝いにと、国王…

トーヤ、十九歳。五人姉妹の末娘。 スレン、十七歳。五人きょうだいの二番目長男。 町で暮らす箱入り娘のトーヤと、草原で暮らす遊牧民のスレンが出会い、結婚したのは初夏のこと。 結婚祝…

帝都の第3区画の家屋兼店舗から第9区画へ引越したフィルランカとカインクムの元に、モカリナとイルーミクが結婚祝いをしたいとフィルランカを連れ出した。 3人は高等学校から帝国大学まで…

伯爵令嬢が、もう直ぐ結婚。 結婚祝いに父親から、魔道具をプレゼントされる。 だが、この魔道具(箱)、いわくつきなものだった。 婚約者の令息に懸想をしている侯爵令嬢が、手配した箱だ…

素直で社畜体質っぽいし、浄化魔法が使えてマッサージ機代わりになるからという理由で、神々の手によって、死者の列から掬い上げられ、神の使い人になったテラス。 神の使いと呼ばれる動物…

この日のナルフェック王国の王都アーピスや王宮は、王太女ディアーヌの結婚式で大変盛り上がっていた。 しかし、そんな王都や王宮とは打って変わり離宮は静かで穏やかな時間が流れている。 …

喉に『五十六番』と名付けられた妖を寄生させている大学生・熊野史岐には、霊視の力を持つ友人がいる。彼の名は冨田柊牙。ごく普通の大学生として生活していた柊牙は、姉の結婚祝いの為に北海…

母が死に小さい主人公をほったらかしにして、世界中を飛び回っていた父親から届いた結婚祝い。 その結婚祝いに込められた父親の思いとは。

名前に二つの龍を持つ男、二頭龍探偵の龍野士竜は喫茶店店員と探偵の二刀流。 ある日、同級生が探偵の働く『喫茶 猫の手』を借り、小さな結婚祝いのパーティーを開催。新婦がトイレで倒れて…

友達の京子から久しぶりの電話。何かと思えば、私の結婚祝いだった。 え？　結婚の決め手は何かって？ それは……。

　特別なことがあると、母はよく緑のたぬきを買ってくれた。 　結婚記念日、父の退院祝い、妹の結婚祝い。俺の一人暮らし祝い、と。 　マルちゃんの工場で働いていたせいか、母はカップ麺が…

「私は4号警備《この仕事》に誇りもプライドもある。赤の他人の弾除けになる覚悟もないあなたに、そんな事を言われる筋合いはない！」 高坂社長依頼の組織壊滅戦も無事終わり、詩織のグルー…

私たちの出会いの始まりは、 もうあの時から始まっていた―――。 まさか、今こうやってあなたの傍で 笑っていられる日が来るとは、 その当時は想像もつかなかったな。 あなたに出会…

どんな男も虜にする美貌の女クリスティーン。彼女は街の誇り。クリスティーンは特別な女性だった。私にとっても…。だが彼女が恋をしたのは平凡な男。失恋に身を焦がす男が、愛した女性に贈る…

武蔵野で共に育った友人たちが続々と次のステージに進む中、何にも持っていない私。 友人の結婚祝いの集まりをきっかけに、ガラガラと何かが崩れる音がする。