魅惑の箱

伯爵令嬢が、もう直ぐ結婚。
結婚祝いに父親から、魔道具をプレゼントされる。
だが、この魔道具(箱)、いわくつきなものだった。
婚約者の令息に懸想をしている侯爵令嬢が、手配した箱だった。
そうして、まんまと嵌められた伯爵令嬢は箱に囚われる。
箱で生活するのもひと月以上。
そんな時、婚約者の令息が助けに来てくれる。
やっと、箱から出れると思ったら、なんかおかしい。

え？私、出れないの？

元凶の侯爵令嬢は、ほくそ笑むのか？
いやいや、そんなことはありません。
ちゃんと、ざまぁされます。
そして、伯爵令嬢は、幸せに(？？)なります。

幸せにはいろんな形がありますから。