「社会悪」を含む小説

２０１６年の１２月２５日に広島で生まれた白猫のオス、中村ニャン吉。彼が地獄へ落ちるまでの数々の悪行を収めた記録。厳島から日本の動物社会の覇権を握るための激戦の日々。

この世界って、生きるのに値するんですか？

「私たち、国立清和高等学校の生徒たちはある仕事を持っている。——人を殺す仕事だ。」 　主人公の瑠璃香たちが通う国立清和高等学校は、通称「人民選別法」と呼ばれる法律で規定された「…

　人はなぜ悪と善、不義と正義に別れるのか。二極対立するのか。そんなことはわからない。しかし、自分が悪側にいるということ自体は、そのことだけは間違いなく言える。俺は悪のchange…

――世界は、悪い意味で『野放し』だ。―― 【短歌二十一首】『野放し』 社会に野放しになっている、どうしようもない人間たち。 あなたの身近で起きている知らない世界が、ここにあるかも…

バイクにしか乗れない主人公がバイクに乗れなくなり、バイク仲間のジジイに誘われて「ぎょうざとカレーのバー」を開業することになった。なんと家賃は無料！その代わり「バイクに乗る」ことを…

ある者はいった。 「何故女は悪役に惚れるのか」と。 ある者はその問いにこう答えた。 「正義は大切なものを犠牲にしてまでも正義を全うする。だが悪は全てを犠牲にして大切なものを守る…

　ある街でまことしやかにささやかれている噂がある。「#259」に電話をかけると、殺し屋が来てくれる――。 　赤座美紗は保護者説明会の時に下田志恵から、自身が運営する料理教室への参…

俺の父親は宗教の教祖様。 幼い頃の俺にとっては、何も特別ではない、ごく当たり前の環境だった。 ところが父親の宗教は様々な社会悪を引き起こすカルト集団だった。 教団が解散され、縁を…

『物体であればどんなものでも切断できる能力』で、主人公が社会悪を切り裂きます。 でも『悪』とはなんでしょう? それは『神』になった者が決めることです。 プロットは作らず…

〝少年〟は真夜中の山中で友人たちが次々と〝呪い殺され〟ていくのを目撃した。少年は呪いから逃れようと必死で山を駆け下りるが、その脳裏には奇妙なわらべ歌が流れ続けていた。しかしその道…

両親を事故で失い、呆然としている時に何の脈絡もなく不思議な存在と遭遇。 『デス・ソード』と呼ばれるソードを手に入れる。 稚拙な正義で自分を塗りつぶし、独断と偏見で人を狩って行く。…

──あなたは何が一番の悪だと思いますか？ 少しだけ、考えて欲しくて。

ショートショートです。

現行法において、その所持と使用が重罪となるＰＣソフト『ＰＤＳ』。フリーターで陰弁慶の青年・弥富《やとみ》は、愛玩動物と仮想空間でコミュニケーションがとれるこのソフトを亡くなった友…