「死にたがり 女性向け」を含む小説

※公募参加の都合により、２３年９月に「第三章　不動の星／7　不動の星」までで一度連載を中止しておりましたが、 ４月１９日より、「第四章　海の向こうの遠い国／1　家族」から連載を開…

私には名前がなかった。生物の雌に擬態し、おびき寄せた同種の雄を捕食する植物型の魔物だった。人間たちは〈アルラウネ〉と呼んでいた。 私は人間を食い殺すために生まれてきた。 ある…

島国・陽元国にて。 記憶をなくした死にたがりの少女・麗。 彼女はかつて大切な人がいた、という記憶を除いてほとんどのことは憶えていない。 ここは何処で、何故記憶がないのか———…

神さまに愛され、あらゆる幸運を享受する街、隣町市。 数百年前、この地で人間として生まれた小春は、野良神の襲撃で命を落としかけた際、神嫁となることで生かされた。 以来、神さまである…

人が死んだら雨が降る街―エチャーリクロプー 　そこは死が管理されていた。 　　高く分厚い壁に囲まれた、貧富の激しい街。 そこに住んでいる、命泥棒と呼ばれる“不死身(ルオヴ)”の…

　金木犀が咲き始めた頃。恋人に別れを告げられたものの未だ想いを寄せる桂花（けいか）は、自身の感情を抱えきれずにいた。ある日、大通りを歩いていた中、出逢ったのは命を刈り取るといわれ…

黄昏時は死にたくなる。高校生の真並新は、物心ついた時からそんな悪癖に悩まされていた。 ついにはゲームムービーの黄昏までもトリガーになった時、幼馴染の藍川に命を救われるが、魂の状態…

林富江は、体調の異変を感じ病院を訪ねると、医者から末期の膵臓癌であることを告げられた。 化学療法を試みるも結果は出ず、最後のその時を自宅で迎えることにした。 生の最後に思い出すの…

※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません 2016年9月22日、恋人の｜水嶋春《みずしまはる》を失った僕……｜口無香来《くちなしこうき》はこの日を…

リスカに理解はないけれどイケメン高収入な婚約者とネトゲで出会い自分を病みから救ってくれた高校生。どちらを選ぶべきか悩む死にたがりOLの話。

青年、笹塚星彦は死にたがりである。 少女、吉良織姫は殺したがりである。 二人が出会ったとき、世界が見るのは夢か、現か。

落ちこぼれのリュシャは、呪い師として必要な呪いや薬はさっぱり作れないのに、タタリを祓うことだけは一人前で、兄弟弟子からは「タタリ祓い」と呼ばれていた。 そしてそんなリュシャに、兄…