「来た道」を含む小説

　その男は、幼名を“奇妙丸”という。人の名前につけるような単語ではないが、名付けた父親が父親だけに仕方がないと思われた。 　父親の名前は、織田信長。その男の名は――織田信忠。 　…

ある人がどこかへ向かって進んでいた。そしてその人は、来た道を戻り始めた。その人は戻る中で、何を考えていたのか。

最初、ごめん、体目当てでした。ネットで出会った看護婦のうさぎちゃんとのご縁により、戯れに小説を立ち上げ、現在は「俺の来た道」綴ってますww　海外の自宅を仮想美術館にするアート。哲…

【第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト】 ▶︎短歌の部　一首部門

私が日々に思ったことを綴っています。

　うらぶれた老医師が病の床から起き、一日がかりで海までの散歩へと出かける。帰った時には旧友が猫と一緒に待っていた。 　そして、振り返った時には総てが終わっていた。

青年はその実が食べたかった。ひょいと手を伸ばせば届く、その木から実を手に取りたかった。 ただ、そこに行くには大勢の人間たちが武器や魔法を使って戦っていて、なかなか難儀であった。…

とある石を探していた爛　梓豪《バク　ズーハオ》は、ドジを踏んで人攫いに合ってしまう。競売にかけられそうになるが、自らの力で難を逃れた。その際に、氷漬けになった子連れの美しい青…

---------------------------------------------------------- 【筋書き】 邦での16年 スナック「邦」を中心に廻った40歳…

　これは過去の女に囚われた男の物語。 　 　俺こと君島（きみじま）は十五年前の初恋の思い出を未だに引きずっている。 　その恋は破れた。彼女とは結ばれていない。 　俺も今や３０で。…

退屈な日々を送っていた三橋駈はいつもとは違う帰り道で偶然見つけた神社に立ち寄った。その脇には草木に囲まれた小道があり、気になった駈は足を運ぶ。 道の先には広い丘。そして、巨木が…

　今は昔、肥後の国にシンメンタケゾウという男がいた。タケゾウの来た道に光があり、タケゾウの行く道に光が差していた。

橙子さんの歩んで来た道を知っていて「よくがんばったね」と褒めてくれる人は、もうだれもいない。それが歳を取ることのさびしさなのだと、先輩たちの言葉がよみがえる大晦日……。

　あの日 　誓い合った約束は何処へいってしまったのだろう。 　 　塩辛く、脳裏に染み込んで、日保ちもよく、今日までも腐らずに‥‥。 　いつもの日々、思い出せない今朝の…

死んだと思っていた和也は、王女様のミリアに膝枕をされながら目が覚めた。 現実世界がつまらないと思っていた和也は、気がつけばこんな自殺の名所と言われる場所の山奥に立っていた。 特…

うそのようなホントの話。夜の街で働いて、目をかけられて豪華ホテルのレストランスタッフに。料理人と偽ってハワイに渡って、様々な困難に。サンフランシスコでは麻雀の代打ちで食いつなぎ、…

仁中市。ここは、悪しき存在が集まる街。 家庭の事情からこの街にやって来た片伯部歩夢は、姉が教師を勤める「私立月ノ宮学園」へと転校することになった。 迎えた初日。歩夢は、一人の…

未来を願い僕らは婚約をした。涙の中で譲れない想いを抱いて。いつでも守れると信じてた。雨上がりの中で結婚式は行われていた。花嫁姿の君は、とても美しかった。何かを抱えて君は僕の側にい…

少年は目を覚ますと森の中にいた。 来た道などの記憶はもちろんなく、少年は進むことを決心する。 そこに待っていたのは、不思議な世界。 ※少年が成長していく姿をどうぞ、…