「怪奇幻想」を含む小説

故・藤尾瑛臣氏の晩年作品。 後輩である幻想作家の絵國淑哉による解説付きとなっている。 ⋆ 作品初出　同人誌『玉紫‐ 藤尾瑛臣綺譚集』（2016年） 著者である架空の作家「藤…

　題名の「甘葛」の字面から連想。 　先日泉鏡花の怪談を読んでみた記念の習作です。 　若干いかがわしい匂わせがあります。美女ではなく美少年ものです。 （怪談というより怪奇幻想。ホ…

およそ数十〜千文字以内の掌編集。 各話完結。 純文学、恋愛、青春、ミステリ、SF、幻想、怪奇、ファンタジー等々、ジャンルは様々。 幻想・怪奇が多いかもしれません。 ※これまでに…

大体一行で読める怪談集。 Twitter（https://twitter.com/Hirose_AOB）でも連載中。 毎週土曜日更新予定。

大学講師の草平は『民属学』という新しい学問を拠り所にして、書生の犬八と共に、あらゆる境界が溶け合い混然一体となる明治時代の東京を、不可思議を求めて闊歩する！ これは架空の明治…

アイドルの天才ゆきちゃんと、アイドルをやめた私の物語

孤独な大学生・水瀬悠斗が、突如手にした不思議な力に導かれ、謎めいた世界へ足を踏み入れる。幻想的な雰囲気と、心の奥に潜む運命が交錯するミステリアスな物語。あなたも、この魅惑の世界に…

ここは浄土のように美しいところだろう、と夫は微笑んだ。 だから、そこの襖は、開けてはならないよ。

記憶を失くした一人の男。 目覚めると肉の壁に囲まれた場所で、ボロを纏い痩せこけた男と二人きり。 痩せこけた男は記憶を失くした男を「ピルグリム」と呼び、自身はさながら案内人の「牧…

白い雪と氷と、黒い山々に囲まれた温泉街を散策していた僕に声をかけてきた若い男は、指先が白く凍りついていた。彼はずっと昔、ある美しい池に落ちたことがあるのだと言う。

自分の居場所を見失った小学生の主人公が巻き込まれる、不思議な現象の数々。孤独と不安を抱える彼が見つけたのは、影に隠されたもう一人の自分だった。見えない檻を抜け出し、やがて生まれる…

【３巻発売中】巴市シリーズ第一部～三部が、ことのは文庫さまから『陰陽師と天狗眼』シリーズとして発売中。コミカライズもコミックブリーゼさまにて連載中。 田舎の市役所に「対オカル…

――ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ―― 　よく挽いた魚を、つくねている時の音に似ていた。 漁村を舞台にした幻想猟奇小説。 入江が好きです。 個人的にはメルヘンラブコメです。 …

怪談・奇談の類。実際に聴き取りした話を改変して載せる場合も、完全な創作の場合もありますが、基本的にはフィクション感覚でお読みくだされば幸いです。

夢の中で、この手で水に沈めた美貌の少年が、今、私の目の前に。いる。

　悪女マデリーンはリサ・ラムスの当たり役だった。 　様々な男を手玉にとる、リサとは真逆のキャラクターだったが、それ故にマデリーンの印象は根強く残ってしまう。リサと付き合う男たちは…

出されたお題に思考を遊ばせ、物語ごとに文体を変える。 現実と空想のあわいを泳ぐスペキュレイティブ・フィクション的世界。 脱げた黒猫の靴下との生活『猫嫌いの英靖』、記憶を薬に加工す…

印度洋に現れた大渦は、島を七つ呑み込んでもなお拡大を続けている。主人公はその正体を、かつての友人ではないかと思い、彼の異様な姿を回想する。 ジャンルが分からないんですが、多分幻想…