「忘れたい記憶 短編」を含む小説

カクヨム誕生祭2024黒歴史放出祭に参加している作品です。 私の黒歴史、それは、「少しでも優しくしてくれた人、誰でも好きになっちゃう病」だ！！

真夜中の二時過ぎ、公園のベンチに行って”対価”を払えば、望む記憶を消してもらえる。 そんな噂が語り継がれる街の、一夜の物語。

ここは「わすれ谷」 それは心に傷を負った人たちが、傷を癒しに来るところ。 傷を負った人たちは、この谷に引き寄せられるらしい。 今回訪れたのは20代の青年。記憶を失った彼は、わすれ…

友人の恋の応援にある学校にやってきた、月野美空《つきのみそら》。その場所を訪れた時から、懐かしい気持ちになる。それを確かめたかった美空は、友人にトイレに行くと嘘をついて職員室に向…

　<あらすじ> 　個人から特定の記憶を抽出して、他人の脳内に再現する技術が発達した国。 　その国では思い出をいつでも好きな時に、鮮明によみがえらせることができ、自分のものだけでな…

まさか自分が理性を無くす事など、、、そう思っていても、理性は意識して無くすものでは無いのです。 自分では無いような、自分の行動、だから普段は忘れて生活をしている。 しかし、ほんの…

20××年、脳神経科学が進歩し、人の記憶に医療的に介入できることが可能になった。 誰もが抱える忘れたい記憶を"消去"することで、穏やかな気持ちを取り戻す治療が一般化されたのだが…

スレジは、効率化よりも人のことを忘れないことを選んだ。だからなのか、それとも先天的なのかは自分自身でもわからないが、スレジは思い出すことの天才だった。そうして彼は記憶屋になったの…

……忘れたいと思う記憶や思い出を消せるという不思議な珈琲の噂があった。 「なんで俺はこんなことをしなければならないのかね……」 これは忘れたい記憶を持つ人間に忘却という救いを…

失恋を忘れたい男の元に現れたのは、記憶掃除屋を名乗る一人の少年だった。