「心の交流 短編」を含む小説

元料理人の大戸は前科者。出所後、仕事もうまくいかず再び空き巣に手を染めていた。そこに現れた悪魔。大戸を喰らうため現れた悪魔だったが、彼の中の小さな良心＝（悪魔にとって臭みのような…

私にとって世間で言う「お袋の味」は「親父の味」だった。 奇妙な縁での再開。 そこから始まる今日の母飯。 私と母という名前の珍妙な生き物による、ご飯を通しての心の交流。

昔むかし、で始まる「人魚姫」の物語。 もし、人魚が出会ったのが王子様ではなく、お姫様だったのなら―― そんな感じで語られる、ほのかに百合の香りが漂う短編になります。 （らぶら…

　ある日、道端にたたずむ女に、一人の男が言った。 「金は払うから、今日から私がここにいる間だけ、私の恋人になってくれ」 　その日から、女は金のために男と共に暮らすことになった。 …

強面のイケメンのところに、性欲解消目的で呼ばれるデリヘル嬢の話。 女性向けです。男性視点と女性視点あり。セックスシーンあり。 複数カップルの話です。（二組） えっちだけど、心の…

学校うさぎの うさえもん と飼育委員の少女 愛[まな]、そして新しく飼育委員になった少年 希[のぞみ]。 春を迎えた小学校で出会い、成長し中学生になり、場所を違えて高校生となる二…

幼馴染の少女に連れられて花火大会に来た大学生の達也は、まるで万華鏡のような不思議な現象を見せられる。それは隠されたこの世界の真実へつながるカギだった。 この『世界の真実』を応用し…

全四話。 北国の氷に閉ざされた河の道、その道で心中を選ん若者たち。そして少年だけが生き残った。少年は今年も花束を抱え、この北河にやってきた。犬橇を操り、目的地に向かう。その厳寒の…

（全三話） 父母を亡くし、僧侶の祖父母と寺で暮らす高校三年生の男子（卓哉）は、受験勉強もままならず、虚ろで孤独な生活を送っています。 思いを抱いている少女（有子）を巡って、東京か…

ハロウィンの日、『僕』は馴染みの神社に行った。 そこにいるのは、狐耳の巫女服童女。この神社の神様だ。 ハロウィンを知らない日本の神様である彼女にも、少しはこのお祭りを楽しんでもら…

ある小さな国の港町。怠け者のサンゴはいつも海を見ています。 そんな日常に、ふいに、とある少年が現れました。 自分と同じ、サンゴ、という名前の少年。 病気の少年の話す異国のお話に、…

バイク事故で入院した高２男子とお嬢様女子高の衛生看護科の高２の看護学生の美少女が、受け持ち患者と、担当看護学生となり、２週間の看護実習が始まりお互いの話をする中で交流を深めていく…

Final World war Ⅲ（最終世界大戦）が開戦した世界で。 日本に、核弾頭が着弾する。 その着弾までの１５分間の、ある老婆と孫の心の交流を描く。 ※この小説は、別サイ…

一度自殺をした「僕」は、命を無下にした罰として、犬の一生を通して償うことになる。 そこで出会った少年と心の交流を通して仲良くなるが、やがて犬の寿命が尽きてしまう。 君の温もりを求…

　かの戦争の最中に小さな島であったささやかな交流と、抗えぬ運命ゆえの別れ、そしてそれを越える心の交流を書いた短編です。