「尾花」を含む小説

俺、小杉俊作は毎週のように飲み会をしている。飲み会と言っても俺ともう一人、尾花菜々海の二人だけで飲んでいるんだけどな。 菜々海とは高校の二年生、三年生と二年連続の同級生だった。…

三十二歳の兼業主婦、泉藍華（いずみらんか）は結婚六年目。 けれど、もう四年も夫とセックスレスだった。 仲が悪いわけではない。ただ身体を重ねないだけ。 レスや家事の負担など多少の不…

尾花啓吾は地元新潟であった震災で妻子を亡くし両親の行方も探しながら難病とも向き合い仮設住宅で過ごしていた。ある日を境に上京して生活を送るも、見知らぬ女性らと関係を持ち悩む日々の中…

高校二年生の律は、中学の頃から不登校傾向で今もクラスの教室に入れていない。別室登校を続ける中、ある日訪れた美術室で、同じクラスの美彩季と出会う。律は久々の〝同級生との対峙〟に戸惑…

陽陵高校に通う高校３年生の少年、佐倉春也はある悩みを抱えていた。 彼が３年生になってしばらく経ったある朝、下駄箱に手紙が入ってることに気づいたのだ。差出人は不明である。 それは、…

別状、あり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾花松五作 二〇一五年七月十五日。東京―鳥取間を走るワイナリー・ツアーバスが山梨県勝沼付近の中央高速道路から防音壁を突き破って転…

惣也と尾花シリーズ↓の、語り手を変えた外伝的位置づけの作品です。同性愛者の男性が登場しますが、本作品にBL要素はありません。 https://kakuyomu.jp/users/…

桔梗神社の一人娘、尾花なでしこ。無類の動物好きな彼女は、今日も動物を拾って来ては面倒を見て、里親を探すと言いつつもちゃっかり新たな家族にしてしまう。今日も彼女の腕には新たな生き物…

※始めに注意 この小説に記載しております魔術的知識などは、中～近世辺りの自然魔術やその他宗教儀礼等を筆者の個人的解釈の下、再編成した物です。 現代・現実にはそぐわない物が多々ござ…