「名刺」を含む小説

缶コーヒーのオトモ程度の掌編や詩、エッセイです。 ちょっとキワモノのごった煮になってますが、お気軽ですよ。

「付き合ってないのに『そろそろ良いだろう』って言われるし、友達だと思ってたらストーカー化するし、婚約しようって言ったかと思ったら借金押し付けて、海外に逃げるし……私、なんでこんな…

杜若 彩恵(かきつばた あやめ)、5歳。 両親を亡くし祖母の椿(つばき)に引き取られ、静かながら穏やかな日々を過ごしていた。 そんな矢先、祖母が体調を崩し寝込んでしまう。検査を…

「いやいやいや……は？」 「俺」の部屋に現れたのは白い翼を背負った中年男。なんだこれ？　コスプレか？　 「ですからね、あなたはお亡くなりになりましたので私がお迎えに上がりまし…

無職の24才、春野空太（はるのくうた）。 取り得は、整った容姿と愛嬌。 そんな彼が夜の隅田川で出会ったのは、美しい人魚のウサギ。 ウサギから渡された名刺の裏には、「浅草・人魚館…

（3話以降は1日1話19:47更新） イケメンだが、ちょっと変わり者な大谷さん。凝りに凝った家の高額なローンがまだ３０年も残っているのに事故で利き腕が使えなくなってしまった。困っ…

６５歳で退職した老人が、主人公の關波羅　猶多(せきはら　ゆうた)初対面で名刺を正確に読んでもらえた事が無い、醜男で独身を通した寂しい男だ。 有る朝金縛りに会い、数十分後動けたが…

本庄がアンソロに出した短編・イベントに参加した短編を一つにまとめました。 (アンソロの方は掲載OKとのことで載せさせていただいています)

名刺代わりの俳句と短歌五つ

影山明（かげやま　あかり）は現在休職中の29歳。恋人も友だちもいないまま今年で三十路の誕生日を迎える目前、言いようのない孤独感と絶望感をこじらせ、夜の街へ衝動的に飛び出してしまう…

東雲航が運転するタクシーに一人の女性が乗って来た。その女性は子供の頃航が好きだった、初恋の相手だった。運転手紹介のパネルを見て航だと気づいた女性は、タクシーに乗るときは、航に頼む…

「絶対にサチのところに戻ってくるから、待ってて」 　そう告げて十二年前に行方を眩ませたリクが、家の前に立っていた。 　彼は、わたしを強引に抱いた後、再び姿を消した。残された名刺の…

広告代理店勤務の山本啓二は東京都の広告代理店に勤めている。ある時、大阪への出張を命じられる。経理の女性社員真中にいい顔をしたくて取ったホテルは商談先の大阪市本町のビジネス街からほ…

名刺代わりの短編です。 『ガラスのサーカス』７話と同じ内容です。 既読の方はスルーお願いします。 気になってくださったら、こちらもどうぞ。 童話集『ガラスのサーカス』 http…

名刺代わりの短編です。 『ガラスのサーカス』17話にも載せる予定です。 同じ内容なので、既読の方はスルーお願いします。 気になってくださった方は、こちらもどうぞ。 ・もう１枚の…

「ちゃんとお祓いしてあげるから」 "神島事務所代表　神島櫛名田” 突然名刺を渡され、私は彼女を訪れる事に。予想通り好き勝手な事を言う彼女だったが……。

家業のレストランを姉夫婦と張り合いながら経営する三杉思郎。幹事として出席した同窓会幹事会総会で恩師の名刺を手にする。 恩師の肩書きは農学博士だった。思郎はサロンのホステスを相手に…

　名刺芸を得意とする少年、明命重隆（めいめいしげたか）は、猫の身代わりで命を落としたはずが、目を覚ますと、見知らぬ猫耳美少女の隣で眠っていたことに気づく。 「顔が嫌いみたいだった…

　ヴレイン・ヴレイド――それは仮想現実で繰り広げられる剣戟の祭典。 　そこに現れたのは黒い亡霊「幽鬼《スペクター》」。彼女は無敗のままランキングを駆け上がる。 　誰もが注目する中…