25年ぶりに初恋の女性と再会し、俺の人生が変わった

春風秋雄

バリバリのキャリアウーマンが乗ってきた

シティーホテルの前で客待ちをしていると、一人の女性が乗って来た。

「虎ノ門まで」

女性はそう言うと、携帯で誰かと話し出した。道順を確認しようとしたが、そんな雰囲気ではなかったので、いつもの道を走ることにした。

「だから、さっきから言っているじゃない!納期も遅らせない、質も落とさない。常識でしょ?どうして質を維持するために納期を遅らせるという発想になるの?それを何とかするのがあなたの仕事でしょ?」

どうやら乗客の女性はバリバリのキャリアウーマンのようだ。電話の相手は部下なのだろうか、ちょっと可愛そうになるような言い方だ。

「そりゃあ、スタッフが急に3人も辞めたのだから、人手が足らないのはわかるよ。でも、それはこちらの事情でしょ?納品先の会社からしてみれば関係ない話じゃない?うちとしては相手様の要望の納期を守るしかないでしょ?とにかく、何とかしなさい」

女性はそう言って電話を切った。この会社、大丈夫だろうかと俺は心配になったが、しょせん俺には関係ない事だと思っていたら、いきなり女性が声をかけてきた。

「運転手さん、東雲(しののめ)さんと言うの?」

どうやら助手席の背もたれに貼ってある運転手紹介のパネルを見たようだ。

「ええ、読み方が分からないとよく言われます」

「東雲航(しののめ わたる)さん?」

「そうですが」

パネルにはフリガナも書いてあるので、わざわざ確認することもないだろうに。

「ひょっとして、愛媛県に住んでいたことないですか?」

「え?東雲という苗字は奈良県に多い苗字だとききましたけど、どうして愛媛県に住んでいたと思うんですか?」

「私は愛媛県出身で、子供の頃に隣に住んでいた男の子が東雲航くんという名前だったの」

俺は思わずルームミラーで女性の顔を見た。俺はその顔を見て、記憶の奥底にしまっていた顔を思い出した。

「ひょっとして、松本千佳ちゃん?」

「やっぱり航君なんだ!」


俺は小学校4年生の時から中学校2年生までの5年間だけだが、愛媛県で暮らしていたことがある。親父は転勤の多い会社に勤めていたので、全国を転々としていたが、俺の人生の中で、愛媛で暮らしていた5年間が一番楽しい時期だった。親父の会社が用意してくれた社宅の隣に松本さん一家が住んでいた。松本さんの家には俺と同い年の勝くんがいた。小学校が同じなので、すぐに仲良くなった。そして勝くんには2つ年上のお姉さんがいた。それが千佳ちゃんだった。俺たちはよく遊んだ。勝くんの家に遊びに行って千佳ちゃんも交えた3人でゲームをして遊んだりした。兄弟がいなかった俺としては、本当の兄弟のように思えた。千佳ちゃんは中学生になると、あまり一緒に遊んでくれなくなり、たまにしか会わなくなった。そして、たまに会うごとに千佳ちゃんは大人びてきて、綺麗になっていった。千佳ちゃんが高校入学の日、家の前で記念の家族写真を撮っていた。カメラマンを頼まれた俺は、ファインダー越しにその制服姿を見てドキッとした。それが俺の初恋だった。中学2年の3学期が終ると、親父が仕事の関係で東京へ行くことになり、引っ越すことになった。勝くんと千佳ちゃんが駅まで見送ってくれた。千佳ちゃんは目に薄っすらと涙を溜め、「手紙ちょうだいね」と言ってくれた。俺は何度も頷いた。

東京へ引っ越してから、千佳ちゃんと勝くんには何回か手紙を書いた。しかし、俺は慣れない環境で、学校に溶け込むのに必死だった。そして、いつの間にか、どちらからともなく手紙は途絶えてしまった。


「懐かしいなあ。航君と会うのは何年ぶりだろう?」

「14歳のときに引っ越しましたから、もう25年くらい経ちますね」

「そうかぁ、私も今年42歳だものね。航君は私より2つ下だったよね?」

「はい。今年40歳になります」

「航君はタクシー運転手をしていたんだ?」

「まあ、色々あって、4年前にタクシー運転手になりました」

「ねえ、名刺とかないの?私タクシーをよく使うから、航君が空いていたらお願いするから」

固定客が出来るのは嬉しい事だ。俺は携帯の番号が明記された名刺を渡した。

虎ノ門から溜池山王に向かって少し走ったところで車を止めた。支払いはクレジットカードでと言って、千佳ちゃんはゴールドカードを差し出した。降り際に千佳ちゃんが名刺をくれた。

「こんど食事でもしようよ。いつでも連絡頂戴」

見ると、代表取締役の肩書がついていた。

タクシーを降りた千佳ちゃんは、目の前の大きなビルに颯爽と消えて行った。

家に帰ってから千佳ちゃんの名刺を引っ張り出し、インターネットで調べると、子供服を中心とした衣料品メーカーのようだった。社員数はそれほど多くはないが、業績は安定しているようだ。こんな会社を立ち上げていたなんて、千佳ちゃんは頑張ったんだな。それに比べ俺は・・・。


1週間もしないうちに、千佳ちゃんから電話が入った。俺は四谷でお客さんを降ろしたところだった。

「航君、今大丈夫?」

「ええ、大丈夫です」

「この前降ろしてくれたところまで来てくれないかな?」

「大丈夫です。10分程度で着きます」

俺が10分もかからずに着くと、千佳ちゃんはすでに歩道に立って待っていた。

「ご連絡ありがとうございます」

「こちらこそ助かったわ。あの場所、この時間だとなかなか空車のタクシーが通らないの。何より航君の運転は丁寧で落ち着いていられたから、またお願いしたかったの」

千佳ちゃんは、車が動き出すと、また電話を始めた。

「融資が通らなかったって、一体どういうこと?私の経営計画書が悪かったってこと?じゃあ、こんどの商品開発の資金はどうするのよ?とにかく今月末までに1000万円でもいいから何とかして」

相手は経理担当の人だろうか?何とかしてと言われても経理担当が何とか出来る金額ではない。言われた方は大変だなと思った。

「航君は、こんどのお休みはいつなの?」

「明後日が休みです」

「じゃあ、明後日の夜、一緒に食事しようよ。夕方に連絡するから」

千佳ちゃんと食事するのは嬉しい。しかしその反面、今の立場では気後れを感じずにおられなかった。


千佳ちゃんが指定した場所は、シティーホテルの最上階のレストランだった。さすがに普段着ではまずいので、久しぶりにスーツを着て行った。こういうところへ来るのは、本当に久しぶりだ。千佳ちゃんはすでに来ており、席に案内された。タクシーの中ではルームミラー越しか、後を振り向いてしか千佳ちゃんを見ていなかったが、今日は正面からまともに千佳ちゃんの顔を見る。やはり綺麗だ。幼い頃の思いが蘇ってくるようだった。

料理はあらかじめコース料理を頼んでいたようで、次から次へと運ばれてきた。

「東京へはいつ出てこられたのですか?」

俺が聞くと、あれからのことを少しずつ話してくれた。

千佳ちゃんは高校を卒業すると、東京の大学へ進学したそうだ。卒業後、アパレル関係の会社に就職して、10年ほど働いたところで独立したということだった。ご両親は愛媛にそのままいるそうで、勝くんは地元で公務員をしているということだった。

「千佳さん、ご結婚は?」

「一度結婚したけど、独立して少ししてから別れた。よく“男のロマンは女の不満”って言うけど、私のロマンは夫には不満だったみたい。子供もいなかったし、夫と暮らすことより仕事をとったってところかな」

そうか、今は独身なんだ。

「航君は?」

「私も結婚していましたけど、あることがきっかけで離婚しました」

「そうなんだ。あることって?」

「まあ、それはおいおい話します」

「それより航君、うちの会社に来ない?」

「どういうことですか?」

「私の専属運転手になってほしいの。私運転免許持っていないから、仕事での移動は電車かタクシーなんだけど、電車だと時間的なロスが出るし、タクシーだってすぐにつかまるとは限らないでしょ?だから、航君が専属運転手になってくれたら助かる」

「私は自分の車を持っていませんよ」

「それは会社で用意するから。今給与はどれくらいもらっているの?」

俺は正直に額面と手取りを教えた。

「わかった。じゃあ、うちに来てくれたらこれくらい出す」

そう言って千佳ちゃんが提示した金額は今の給与より10万円ほど多かった。


翌月から千佳ちゃんの会社で働くようになった。会社で用意してくれた車は、中古のベンツだった。新車もオーダーしたが、納車まで6か月かかると言われたらしい。それまでこの中古で我慢してと言われたが、内装を見る限り、充分綺麗だった。

運転手としての仕事は、社長が外に出かける時だけなので、普段は暇だった。その間、俺は会社を見て回り、仕事の流れや販売戦略を観察した。共有データーはパソコンで自由に見られるので、今までどのようにして会社が業績をあげてきたのか、そしてこれから何をやろうとしているのかが、大まかに把握できた。この会社の強みは何人もの優秀なデザイナーと契約していることだった。商品企画は主に社長が行っており、必然的に社長の外出の用事のほとんどはデザイナーとの打ち合わせだった。

千佳ちゃんは、車に乗っている間、電話することが多かった。そのほとんどは社員への指示や、社員からの報告を聞くといったものだった。いわゆるワンマン経営なので、社長の業務が多く、社内にいる間だけでは消化できない案件を、移動中でも電話でのやり取りでこなしていくしかないのだろう。

その日の電話では、経理担当者から退職願が出されたという報告だったようだ。電話を切った千佳ちゃんは、ため息をつきながら、ぼやくように言った。

「また一人辞めちゃった。何でだろう。それなりに待遇は良くしているつもりなのに」

俺は黙って聞いているつもりだった。ところが、千佳ちゃんは俺に問いかけてきた。

「航君はどう思う?どうして私の会社は優秀な社員ばかり辞めるのだろう?」

仕方なく俺は答える。

「優秀だからじゃないですか?」

「どういうこと?」

「優秀な社員は、どこの会社へ行ってもやっていけます。だからこの会社にこだわる必要はないのです。優秀な社員が会社を選ぶ理由は、正当に自分を評価してくれるかどうか、働きやすい職場かどうか、そして、やりがいのある仕事かどうかです」

「私は評価しているつもりなのだけどな」

「評価はインセンティブだけではないです。お金で評価することも大切ですが、言葉で伝えることも大切です。“よく頑張ったね”、“ありがとう、これからも期待している”、“君がこの会社にいてくれて本当によかった”、そういう言葉に社員は自分の存在価値を認めてもらったと思うのです。社員をもっと褒めてあげてください」

「そうかあ、私は叱ってばかりで褒めたことないものな」

「部下が、この人のために頑張ろうと思えるリーダーが、理想のリーダーです」

「わかった。ところで、航君はタクシーの運転手をする前は、何をやっていたの?」

「会社を経営していました。最盛期は社員が120名ほどいました。信頼できる部下に子会社を作らせたのですが、ちょっと目を離したすきに、その会社が投資に失敗して大きな借金を抱えてしまったのです。そしてそのことを私に報告もせずに破産手続きを始めたのです。子会社の破産ですので、親会社の信用不安にもおよんで融資がストップしたうえに、連帯保証をしていた私の会社と私個人に債務返済を迫ってきたので、やむなく会社も私個人も破産手続きをしました。家も手放して、妻には愛想をつかされて離婚しました」

「そうだったんだ。でも、会社が破産したのは航君の責任じゃないでしょ?」

「子会社の管理を怠った私の責任ですよ」

千佳ちゃんは少し考えた後、唐突に聞いてきた。

「航君、経理はできる?」

「会社を立ち上げた時は、経理から総務まで、すべてやっていましたから、一通りのことは出来ますよ」

「だったら、うちの経理を任せたいのだけど、いいかな?」

俺は一瞬躊躇ったが、承諾することにした。


経理を受け持つことになって、最初の仕事は銀行融資を受けるための書類作りだった。俺が会社をやっていた頃から、金融事情はかなり変わっていると思うが、いつの時代でも融資の決裁が通るかどうかの第一関門は、融資担当者を口説き落とすことだ。そのためには、返済能力は間違いなくあるというエビデンスを出すことはもちろんだが、この融資を受ければ、この会社はすごいことになると思わせることが重要だ。そのためには経営計画書をどう作成するかが最重要課題だった。しかし、俺はこの会社の事は、まだそれほどわかっていない。必然的に社長の頭の中にあることをヒアリングして作成していくしかない。ところが社長は日中は忙しく、ヒアリングの時間がとれない。仕方なく、仕事が終ってから社長のマンションに行き、夜遅くまでヒアリングしながら経営計画書の作成をするという流れになった。最初のうちは律儀にどんなに遅くなっても自分のアパートに帰っていたが、そのうち千佳ちゃんが「泊まっていけ」というので、千佳ちゃんのマンションに泊るようになった。


融資は無事に通った。俺はホッとした。これで社長からヒアリングをとる必要はなくなったので、元の生活に戻るだろうと思っていたのだが、千佳ちゃんは毎晩のように俺をマンションに上がらせる。その都度組織運営のことや人事考課のことなど、経営に関して相談してくる。いつも話が長くなり、ついつい泊ってしまうということを繰り返した。千佳ちゃんは俺がいつでも泊まれるようにと、ベッドまで購入した。

「もうここに引っ越してくればいいじゃない」

千佳ちゃんがそう言った。

「さすがに、それはまずいでしょ」

「どうして?私は気にしないし、いつでも相談できるから助かるんだけど」

「私も、いつまでこの会社にいるかわからないですから」

「またタクシードライバーに戻るの?」

「いや、そうではなくて、社長と経営について話しているうちに、もう一度会社を経営してみたいと思うようになったんです。社長と乞食は一度やったら辞められないって言うじゃないですか。心の奥底に仕舞っていた思いに、火がついてしまったという感じなんです。だから、もう少し資金が貯まったら行動を起こそうかなと思っています」

「航君がいなくなったら困るんだけど・・・」

「大丈夫ですよ。最近の社長は社員に対しても優しいですし、ちゃんと成果を認めて褒めていますし、社内の雰囲気も随分変わりました。私がいなくても十分やっていけますよ」

俺がそう言うと、千佳ちゃんは何も言わず、黙り込んだ。

翌朝、朝食を食べながら千佳ちゃんが聞いてきた。

「会社を立ち上げるって、何の会社かは決めているの?」

「まだ決めていないです。前の会社の業種は通信関係だったけど、今から新規参入は難しいだろうから、出来たらWEB関係の会社にしたいとは思っているんですけどね」

「ふーん、そうなんだ」

千佳ちゃんは、それ以上は聞いてこなかった。


次の展開のこともあるので、少しずつ千佳ちゃんと距離を取ろうと考えた俺は、2回に1回は千佳ちゃんの誘いを断って、真っ直ぐアパートに帰っていた。

1ヶ月ほど経った頃、千佳ちゃんが良いワインが手に入ったので、今日は仕事抜きで飲みにおいでと言うので、飲めば今日も泊まりかと思いながらもマンションに寄ることにした。

帰りに一緒にスーパーに寄り、総菜や簡単に料理できる肉類を買った。二人でスーパーへ行くのは初めてだったが、買い物籠を持って並んで売り場を回っていると、まるで夫婦のようで、結婚していた頃を思い出してしまった

少し酔いが回ってきたところで、千佳ちゃんが切り出した。

「ねえ、新しい会社を作るのって、うちの子会社か、関連会社ではダメ?資金はうちが出すから」

「ありがたい話だけど、俺は子会社で失敗している経験があるから、何かあったときに千佳さんに迷惑をかけてもいけないので、その話はお断りします」

「そうかぁ。うーん。どうしてもダメかぁ」

そう言ってから、千佳ちゃんの飲むペースが速くなったような気がした。


ワインがなくなったところで、お開きにすることにし、千佳ちゃんはシャワーを浴びに浴室へ行った。俺が後片付けをし終った頃に、千佳ちゃんが浴室から出てきた。入れ替わりに俺が浴室に入る。俺が浴室から出てリビングに戻ると、千佳ちゃんの姿はなかった。もう自分の寝室に入ったのだろう。俺も与えられている寝室に入る。すると、ベッドに千佳ちゃんが寝ていた。

「千佳さん、寝室が違いますよ。千佳さんの寝室はあっちですよ」

俺がそう言って肩に手をやり起こそうとすると、いきなり腕を掴まれた。

「会社を辞めるのはいい。うちの子会社でも関連会社でもなくていい。その代わり、ずっとここにいて」

俺がポカンとしていると、千佳ちゃんは言葉を続けた。

「航君は、私がここにいて欲しいと言っているのは、経営の相談に乗ってもらいたいからだと思っているでしょ?」

「そうなんじゃないんですか?」

「もちろん、それもあるけど、私は純粋に航君にいてほしいの。私は、航君のことが好きなの。だから、ずっと傍にいてほしいの」

「千佳さんが、俺のことを?」

「そうだよ。本当は、子供の頃から好きだった。東京に出てくれば、航君にまた会えるかもと思って東京の大学に行ったけど、結局連絡先も分からずじまいで会えなかった」

手紙のやり取りをやめた後、親父の仕事の関係で俺たち家族は転々と引っ越しを繰り返した。東京の大学に受かって、やっと俺は一所に落ち着いたのだった。

「タクシーで東雲航という名前を見た時、心臓が止まりそうだった。そして本当に航君だとわかって、嬉しくて嬉しくて、とにかく連絡先が欲しくて、名刺をもらったの。専属の運転手にって誘ったのも、航君が独身だと知って、どうしても私のそばにいて欲しかったから。やっと、やっと一緒にいられるようになったのに、また遠くへ行ってしまうなんて、耐えられない」

千佳ちゃんは涙目で訴えかけてきた。

「千佳さん、いや、千佳ちゃん。こんなこと、言うつもりはなかったけど、この際だから言ってしまいます。俺の初恋の相手は千佳ちゃんです」

それを聞いた千佳ちゃんは俺に抱きついてきた。

「千佳ちゃん、会社は辞めるけど、ここに住んでいいですか?」

「私がここに住んでと頼んでいるの」

「俺のロマンは、千佳ちゃんの不満になりませんか?」

「大丈夫。私も航君のロマンを応援するから」

千佳ちゃんが顔を近づけてきた。

俺は初恋の相手と、25年の時を経てキスをした。

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