「倒叙ミステリ」を含む小説

「悠、捜査に協力してほしいんだけど」 上央大学に通う悠一は、捜査一課に所属する姉から、連続殺人事件の捜査協力を申し込まれた。 どうやら犯人は上央大学に通う学生のようで……？ …

音楽プロデューサー響野誠を殺害した青年・高柳カイト。彼は、犯行の痕跡である「音」を完璧に消し去った。しかし、音の不在という“異様な沈黙”は、警部・御子柴の違和感を呼ぶ。完全犯罪を…

天正十年、清水寺近くの草庵で商人・甚兵衛が死亡する。 水漏れ騒ぎとして片付けられかけた事件に、監察方・土岐宗順は “強すぎる伽羅の香り”に不自然な作為を嗅ぎ取る。 匂い・作法・時…

システムエンジニアの影山は、積年の恨みを抱く上司・黒川を社会的に抹殺するため、深夜のサーバールームに侵入。会社の基幹システムをダウンさせる不正プログラムを仕掛けた。「あいつはいつ…

古巣の南中央署の鈴木課長から応援要請が入った箕島。仕方なく加藤刑事と共に鈴木のもとに赴く。自宅で亡くなっていた男性。司法解剖の結果も病死であったにも関わらず、鈴木から捜査を命じら…

――なんでぇ、自分で云わなきゃいけねぇのかよ。 えー、羆亭親爺でございます。棺桶に片足突っ込んでいる死に損ないでございます――あァ？　手前の自己紹介はいらねェだとォ？ ……んン、…

横浜南中央署の刑事・箕島が取調べに向かうとそこにはかつての親友がいた。駅構内で人を刺したという。「誰でもよかった」と親友は自供するが刺された相手はやくざ者。それに箕島は疑問を抱き…

警視庁捜査一課の三条つばめ警部補は変わり者で有名だ。派手な花柄のドレスシャツに高いヒール。女っぽい言葉遣いで誰彼構わずお喋りを始めてしまう。 　素直すぎる相棒刑事・菊地さくらを連…

報道ヘリの前で、日本一有名な煙突荘が炎に包まれる。家屋の主は鍵のかかった二階の自室で焼死。養子は地下室で救助され一命を取り留めた。誰もが不幸な事故と考える中、入院中の養子の元に一…

　警視庁捜査一課の三条つばめ警部補は変わり者で有名だ。派手な花柄のドレスシャツに高いヒール。女っぽい言葉遣いで誰彼構わずお喋りを始めてしまう。 　素直すぎる相棒刑事・菊地さくらを…

三条つばめは刑事らしからぬ男である。派手なファッション、高いヒール、女っぽい言葉遣い──しかしてその実態は、鋭い観察眼で執拗に犯人を追い詰めていく、優秀な警察官である。 古畑任…

これは大嫌いなあいつに振り回された私の話。 ⚠胸糞投げっぱなしバッドエンド ⚠殺人および犯罪表現、レイティング未満の性描写 ⚠解答編はありません(考えるな感じろ) ＊ノベル…

魔物使いのテイラーは、ある日突然パーティからの追放を言い渡されてしまう。 その理由とは、テイラーがスライムばかり仲間にしていることだった。 「スライムは一匹だけだと雑魚」「複数匹…

　二十三年前に父が犯した殺人を、俺は悪夢の中でくりかえす。ミスを正し、トリックを弄し、完璧に証拠を隠滅した。それでも探偵に見抜かれてしまう。犯行を隠し通す手段はあるのか。あの日、…

　気が付くと、探偵は何も無い真っ白な空間に立っていた。 　目の前にぼんやりと浮かび上がるシルエットは告げる、「どうか謎を解いてほしい」と―― 　異世界で起こった王子殺人事件。容…

「５分で読書」短編小説コンテスト2022 応募作品。 山田は学校の胸像を壊したという濡れ衣を着せられて絶体絶命のピンチに陥る。 そこに現れた後輩・黛が事実をもとに論理的に真犯人…

別々の人生を歩み、10年ぶりに再会したアサヒとユウヒの兄弟。ふたりはある目的のため、狂言誘拐を実行に移す。その犯罪は成功したかに見えたが、思いもよらない結末を迎えることになった。…

警視庁捜査一課、三条つばめ警部補は警視庁では浮いた存在である。ロックスターのような派手な格好、女っぽい言葉遣い──しかしてその実態は、鋭い観察眼と執拗な捜査で犯人を追い詰めていく…

　かつて魔王を倒した勇者。彼は王女と結婚し、やがて一国の王となった。 　その末裔たちが治める王国――成人を迎えた第一王子カイニスは、儀式として魔王の封印された『魔王の迷宮』に挑む…

倒叙ミステリの金字塔にして、海外ドラマのパイオニアであり、映像ミステリの傑作をより深く味わうために【最初から犯人がわかっている】ことをいいことに、【犯人】を演じるなら誰かを想像し…