「人を呪わば穴二つ 呪い」を含む小説

才能に灼かれれば、待っているのは呪いのみ。

「汝の願い、我が叶えよう」 宮に住まう少女は今日もその言葉を口にする。

『警視庁呪詛犯罪対策班』略して『呪対班』 日本では呪術によって呪い殺された呪殺は『不能犯』だ。 誰かを殺害する目的で呪術を使い、実際に呪い殺されたとしても、その立証はできない。…

　この投稿動画はリモート座談会の様子である。参加しているメンバーは投稿者であるＡ子、その友人のＢ子、Ｃ子、Ｄ子の４人である。４人は小説投稿サイトで知り合った友人同志だが直接会った…

安倍　晴明のライバルと目され、民衆に慕われた、もう一人の天才呪術師・蘆屋　道満。 彼は女であり、清明の想い人だった。 「ねぇ、魔女の隠れ家って知ってる？」 「何それ？ …

ある日、とある呪術師の元に1人の老爺がやって来た。 彼が呪殺を依頼したのは…

「俺があなたを守ります」 それは、幼い頃に交わした約束。 人外のモノを引き寄せてしまう体質の少女、真白は、昔からある悩みを抱えていた。 それは自分の厄介な体質のこと……ではなく…

「みんなで取り合うくらいならさ、自分以外、呪い殺しちゃえばいいのに」 　目を細め、春風のように笑う紀香が言った。 　紀香の、その一声を聞いた誰かが、御神木に、藁人形を打ち付け…

かねてより、『人を呪わば穴二つ』ということわざがございます。 他人を呪って殺そうと墓穴を掘る者は、その報いで自分のための墓穴も掘らなければならなくなる。人に害を与えれば結局自分も…

人を呪わば穴二つ―――――。 ある日、男は弟を傷つけられた。 大事な弟を傷つけられ、男は傷つけた者たちに激しい怒りを覚え、復讐を決意した。 その方法は、男が一番知っている、…

人を呪わば穴二つ。 『第一回川辺の創作怪談会』参加作品です。

生まれた時から何もない。夢も希望も未来さえも。 そんな世界なら滅んでしまえばいい… 世界を呪うためには何が必要ですか？

誰かを呪いたいのなら。町田の裏道にひっそりと佇む古風なカフェを訪れるといい。 二階建てのモスグリーンの欧州風な外観の店で、カウンターに座ってマスターに一言。 『メニューの13番…

　みなさん、こんにちは。 　今日は呪いのお話をいたします。 　この物語は、西の森に住む魔女が、若い男女にかけた呪いと、その顛末についてです。 　少しでも楽しんでいただければ、幸い…