「二歳差」を含む小説

バツイチの轟が年末年始、故郷に帰省した際に。 已む得なく自分の部屋を片付けていると。 自分が夢中になった、ミニミニ四駆やプラモデルが、山のようにあった。 かつての宝の山を処分し…

二つ年上で幼馴染の楓に想いを寄せる律だったが、とうとう楓は大学に合格し、この春から一人暮らしをすることに。楓に頼まれ、その引越しを手伝うことになった律。楓の新たな門出を祝う気持ち…

その日に尽くしていた仕事を失った私、偶然に見つけた喫茶店で生涯忘れることのない、一杯の珈琲に出会った。

　高校三年生になる河野貴子は、眼下の入学式ではしゃぐ新入生たちを見ながらも憂鬱な気持ちを晴らせなかった。ここしばらく、貴子はずっと悩んでいた。妹のようにずっと接してきた少女を、あ…

いつものように母から暴力を振るわれて、ほとぼりが冷めるまで外出をした。 特に行く当てもなく歩いた先で、僕は「お姉さん」と出会った。 見たことのない、変な形の道具を爪弾きながら、お…

二十歳の誕生日を迎えた藤崎藍。友達や両親から祝福されて幸せいっぱい。 だけどこの日、一番会いたい人からの連絡はない。切ないけど仕方ない。 なぜなら、自分であんなことを言ったから。

ぼくはヒナちゃんのお兄ちゃんになったんだ。けれども、ヒナちゃんは、ワガママ（マガママ）ばかりで困っちゃう。お兄ちゃんだからね。今日だけはやってあげるよ。それ、昨日も言ったよね？ …

大人になった一姫二太郎のある風景。 イチヒメ:姉 ニタロー:弟 二歳差の、姉と弟です。 基本的に１話完結ですので、どこから読んでもどこまで読んでも大丈夫です。短いのですぐ読め…

自転車事故で利き手の右手首を骨折してしまった女子大生の史桜（しお）は、居合わせた親子の家に期間限定で同居させてもらうことになった。 同居相手は三十歳のイケメンやもめ昂輝（こうき…