「ホラーではない 幽霊」を含む小説

主人公の『佐伯リョウ』は、一度死んでいる。 あの世では、思い人の『ミツバ』を助けるため、三途の川を渡ったり、天国に行ったり、地獄に行ったり、大忙しだった。 色々あったが、無事に…

馬場鈴子、72歳。ゆえあって引っ越したのは、某ショッピングモール近くの訳あり物件でした。※サクッと読める短文構成です。※ノリと勢いだけです。※色々と酷い（予定）ので注意されたし。

『私』は人生に絶望し、マンションから飛び降りた。 その後、自〇の名所として有名になったそのマンションだったのだが、自〇志願者が屋上で見たものは……？

　小さい頃から幽霊が見えていた。その度に無視し続け、ぶつぶつと吐かれる呪詛を聞こえないふりをしてきた。 　ある日、一人暮らしをしている俺の部屋に、幽霊が現れた。赤い服を着た…

由布 鑑は高校生探偵である。ただし彼は推理で殺人犯を追い詰めるような名探偵ではない。 誰かの大切だけど失くしてしまった物。失せ物を足と聞き込みで探し当て、あるべき場所に戻す探偵だ…

地縛霊となった大前田正治。生前の悩みはメタボリックシンドローム。彼は愛しの家族と再会を果たすため、悪霊となった。しかし、肉体のない幽霊がこの世に留まるためには、人間から認知される…

不可解な現象に見舞われるいくつもの集合住宅。 住人たちは事態の解決を図るため、あらゆる専門家にこの現象を見てもらうことになるが、一向に改善の兆しは見えず――。 やがて憔悴しきった…

伊藤明美は霊やその気配を感じてしまう体質だった。いや、母親が見える人だから遺伝と言ってもいいかも知れない。 しかしそのせいで度々意図せず感じる事があり、いつも困っていた。 …

　あたしはしあわせだった。 　とてもとても。 　しあわせだったのよ。 　小説よりは詩に近いかもしれない、すべりこみの同題異話SR『微笑みを数える日』２作目です。 https:/…

或る夏の日、僕は、死ぬことを決意した。でも、ムカつくほど無邪気な幽霊が、嫌味みたいにそれの邪魔をする。 「金縛りだぞぉ～」 今日も、つまらない夜が明けようとしていた。