「コメディ 不条理」を含む小説

見知らぬその場所は自作のバグにまみれたゲーム世界だった。 高校からの帰り道。歩道橋から落ちた子供と助けようとした千歳理愛の二人を庇い、栗寺日月は地面に叩きつけられて気を失う。目…

陽光の下、闇を隠した街の中、彼女は消えた。行方不明になった彼女を探して、主人公は街を徘徊する。なんの変哲もない街に隠された「ヤミ」属性。忍び寄る闇に立ち向かう学生の主人公とその仲…

※登場キャラが死んだり重篤な後遺症が残るレベルの大怪我などをするシーンをギャグとして描いてる箇所が有りますので、苦手な方は御注意下さい。 ここは、読者の皆さんが居る「現実世界」…

乾燥厳禁の頭皿ケア、甲羅の微調整、そして八百屋のおっさんとの確執――。 音楽も聴けば恋もする、そんな河童の知られざる日常をクローズアップ現代。 ※この作品はブログ【泣きながら一…

歌迷踊は風呂に入っている最中、突如として現れた鼻息が荒いおっさんに襲われそうになり……（「黒き死神が笑う日」）。 少年はリンゴで構成された生き物――アップルライオンとともに、最近…

このたび初来日したボブは、何を隠そう生粋のオーバーツーリストなのであった。 いま日本で問題となっている「オーバーツーリズム」。 その本質にまったく迫らない、なにひとつ切らない非風…

梶野カメムシ氏の掌編小説の翻案作品として書いた、バカ話です。あ、原作者の了承はとってあります w もともとは自主企画「〘蠱読〙十倍盛り〜1400字お題小説〜」の参加作品にするつ…

ちょっと奇妙な 400～2000文字程度のショートショート集。 お題があって書いてるものが多いです。 ※note、カクヨム、ノベルアップ＋との重複投稿です。

これは、私のひと夏の淡い恋と、魔改造百人一首の物語である。 「私と歌友になりましょう！」 「あんた、出会っちまったんだね、悪霊魔改造百人一首大好きに……」 「悪霊魔改造百人一首大…

あの店が「子」だらけになるまでのすべて――。 ※この小品は拙ブログ【泣きながら一気に書きました】にも掲載しております。 　https://tmykinoue.hatenablo…

「君の瞳に、乾杯！」 そんな歯の浮くような台詞を口にしたばかりに、本当に歯が浮いてきた男。 そうなると何もかもが文字どおりに起こるようになって……。 ※この小品はブログ【泣きな…

とある喫茶店。そこは珈琲の香りと、ミステリアスな音楽に包まれた、幸福感があふれる空間。 紳士的で素敵なマスターの、優しい魅力に集う常連たち。 ただ……　その常連たちの中には……

私は間違っているが、世間はもっと間違っている——！ Vに沼ったビッチ天使ミカ 腐り系推し活女子マギ 夢の国から帰国子女リツ 鬼女化ギリギリで生きるレイ ドラクエ10好きなビ…

「多様性」をテーマにした、ホラー×ブラックコメディの短編シリーズです。 短編がある程度集まったら、一つの連作短編集としてまとめる予定です。 近い将来、こんな未来が訪れるかも？ …

たいして入りたくもない企業の面接で、ぶしつけに繰り出される想定外の質問。 そんな意図の読めぬ質問の連続が、ここに新時代の面接の達人を生み出した……？ ※この作品はブログ【泣きな…

（プロローグ）ホームズを訪ねてきた少女は階段から落ち頭を打って記憶をなくしていた。手がかりは履いていた片方の靴だけ。身元が分かり、少女を迎えに来たのは、フェアリー・ゴット・マザー…

江戸の世に、どういうわけか舞い降りた通称「サブスク侍」。 その手に携えた「デジタルクラウド刀」を武器に、サブスクリプションサービスを広めにかかった――。 題名以外のすべてを、Ch…

アメリカ人建築家はビルの最上階にある社長室で、社長と向かいあって立っていた。彼らが螺旋階段をおりていくと、巨大なフロアでは社員たちが怒鳴り合い、離合集散しながら働いている様子が見…

森へキノコ狩りに出かけた私は、いつのまにか見覚えのない深い森の中に足を踏み入れていた。疲れていた私は、森の中の丸い広場の中心に生えていた毒キノコをかじってしまう。すると私の笑い声…