「かたつむり」を含む小説

古代日本をモデルにした異世界で繰り広げられる幻想ロマン譚。 かわらけの里は、土器作りを主な生業としている。五年前に流行り病で家族を失ったヒナは、そこでオキナと呼ばれる盲目の老人…

もしも君がかたつむりならば……

アスファルト　這ってゆけゆけ　かたつむり 生きた印を　描いてゆけ

宅配便の配達をしている僕の小学生の息子が学校でほとんど話をしていないらしい、と分かる。幼稚園の時は元気な子だったのに。夫婦で思い悩みつつ、内向的な性格を今も完全に克服はできていな…

オリジナル詩集です 自己満足ですが ただ1人、貴方に刺されば。 かたつむりみたいに ゆっくり、私のペースで。

全3話。 「付き合ってください。３ヶ月限定で」 その言葉に困惑しながら、由花はたいして好きではない喜一と付き合うことにした。 ★表紙:https://kakuyomu.jp/u…

スイとユウは幼馴染。 祭りの日。 対の2人は白拍子の舞を舞う。 白い直垂《ひたたれ》、水干《すいかん》に烏帽子《えぼし》、白鞘巻の刀をさして、袖繰りの赤い緒がひらりと翻《ひるがえ…

「――春もたけなわですね」 　と、あたしは地面に横たわったまま、かたつむりが這うくらいの、のんびりした気分で言った。 　新学期が始まったばかりの、高校の屋上。あたし（千瀬凛）と…

「付き合ってください。３ヶ月限定で」 その言葉に困惑しながら、由花は対して好きではない喜一と付き合うことにした。 ★コレクション：恋愛集 ★世界：現代神津の愉快な人びと ★表紙…

『でんでん虫虫　かたつむり 　おまえの頭は　どこにある 　ツノ出せ　ヤリ出せ　頭出せ』 6月に現れ、9月には突如、村から消えてしまった彼女――「エスカルゴ」。 11歳だったその…

うだつの上がらないオタク気質な高校生桜木は毎日を平凡に暮らしていた。勉強も運動もそこそこ出来るがどんなに頑張っても精々中の上。そんなある日彼は奇妙な夢を見る。美少女に囲まれ異世界…

🐌___　ゆっくり、ゆっくり。 励ましと、戒めと、ときどき綺麗事です。 感情を言葉に。言葉を動力に。 ＊ R2.12.20 一旦完結。R3.08.20 再始動。

かたつむりが海を目指すお話

　かたつむりが飛んでいた。 　ネコが飛んでいた。 　鳥が落ちてきた。 　あの子が飛んで、消えた。 　飛行症。 　この言葉が一般的に使われ始めたのは、まだ3年ほど前の事だ。 　幼…

彼はプロポーズをした。彼女はそれに応えた。 さあ、あとは何の問題もなく結婚式を──挙げられない？ 思いがけない戦いが今、ほのぼのと始まる。 「教会」「かたつむり」「雲に梯」の三…

　藤原由依は頭脳明晰、スタイルはやや胸がないのが欠点だが、美人であり、父方医者、母方通学している学園経営とかなりのお嬢様で、少し、病弱なこと以外は恵まれていると言われる娘だ。 …