「お題で執筆!! 短編創作フェス 万人向け」を含む小説

おなじ雪を見ていても、ふたりが思い出すのは別の情景だった。

「爪先」と書かずに「つま先」と書くのがなんだかいやらしいですね。これはきっと「刺身のつま」とか「妻」とかを先にするシャレを絡めて作品を書けるよ、というやさしい気配りなのか誘導か？…

　寂れた神社で出会った神秘的な巫女・小雪。彼女は自らを「雪の化身」と名乗り、春が来れば全ての記憶が解けてしまうと「僕」に告げました。別れを告げられても諦めきれない「僕」は、毎年冬…

東京には積もるほどの雪が降らない。 ならば、降らせてみせよう雪女！(※雪女は出ません) 太陽が顔を出す早朝。 一面銀世界に喜ぶ近所の子供たち。 雪だるまを作ってと言われた碧《…

耳を疑いました。サブロウ先生がチカさんとわたしを取引先に紹介していやらしいことをさせようとするなんて！　サブロウ先生なんてサイテーですっ！　もう知りません！

とある図書館。取りたい本が高いところに。主人公は近くにいるもじゃもじゃの男性に協力してもらうことになるのだが、男性は思ったより小さくて――。 お題で執筆！！短編創作フェス「つま…

十年前のクリスマスは、本当に不思議な夜だった。でも聖夜なんて、案外そんな不思議がありふれているものかもしれない。

　「お題で執筆!! 短編創作フェス」に参加しています。　小学生の時の授業で、君は僕の〈雪の結晶〉を溶かしたけど、逆に僕の心に〈雪の結晶〉を刺したんだと思う。　君への淡い想いは、淡…

小学生のかなが、初めて話した年長さんはつぐみおねえちゃんだった。 会えるのは登下校のときだけ。会話もちょっとだけ。 それでもかなは、おねえちゃんが好き。

女の子は「普通の」生活が好きでした。 でも、普通に生きるってとっても難しい！ でも、女の子はあきらめません。失敗するのが当たり前。無理なら仕方がない。他に方法はないかな？ 難…

「お題で執筆!! 短編創作フェス」に参加しています。 クラス全員が召喚されてしまったが、真面目な王女様だったので、喜んで協力する事になった。　しかし、主人公だけがどんなに頑張っ…

都会の喧騒から逃れるため、会社を辞めた坂口透は、雪に閉ざされた村で自分を見つめ直すことを決意する。村で訪れたガラス工房で透は工房主の孫、佐藤澪に出会う。透は彼女の作品に魅了され、…

ケプラー４４２ｂは、２１世紀に発見された、液体の水が存在しうると見られる惑星である。９００年後の未来、２人の宇宙飛行士が惑星開発のために派遣されて―、そしてＴＡＮＫＡを詠む。 …

走り出せ、僕のつま先。

子供の頃、背が高ければそれだけで世界は無条件に輝くと信じていた。ひたすら身長を伸ばす努力をした少年は、やがて大人になって―。 短編創作フェス、第3回お題「つま先」に寄せて書きまし…

高校生が出来るおしゃれは限られている。校則が厳しい高校なら、尚更。だからといって全員が諦めているかと問われるとそんなことはない。意外なあの子が、おしゃれをしている。

アイスランドの極北、日本の雪山、そして音楽ホール。 三つの場所で人類は「永遠」を追い求めた。 時間を氷の結晶に閉じ込めた研究所。 七人の美しき被験者たちが眠る雪女の館。 記憶を…

北陸の小さな町で育った高校生の幸村は、好きな先輩が「この町から早く出て行きたい」と笑うのを見て複雑な思いを抱える。 雪は冷たいけど、嫌いじゃない。 雪の降る町で交錯した二人の…

雪解けの季節、六つの物語が静かに息を吹き返す。死と再生をテーマに、様々な登場人物たちの心の機微を繊細に描いた短編集。物語は、読者の心に深く刻まれ、生きることの意味を問いかける。悲…

カクコン10　短編 お題で執筆!! 短編創作フェス、 第１回目「試験」　参加作品です。 魔法騎士養成学校で行われる、魔法戦士認定試験を受けることになったネイトは、同級生のアシュ…