「風習」を含む小説

世間一般で言われている「ひなまつり」とはちょっと違った私の村のひなまつり。 今回のKACのお題がたまたま「ひなまつり」でしたので、書き残しておこうと思います。

小学校卒業とともに引っ越すことを知らされた、六年生の雅。 両親に反発し部屋に閉じこもると、どこからか彼女を呼ぶ声が聞こえてきて……？ 「ひなまつり」の由来は諸説ありますが、人…

　ウチの住んでいた町がまだ市町村合併をする前、村だった頃に、ウチの村には、『ひなまつり』と呼ばれる風習がありました。あっ、先生、笑いましたね。そんなの日本全国にある風習じゃないか…

様々な悪いもの――厄を肩代わりさせた人形を川へと流す「流し雛」の風習が残る小さな町にて。 もう日が暮れる逢魔が時の学校、放課後の教室に一人残っていた少女が目にしたものとは？ …

ごく普通の中学2年生、久遠凌斗 成績もよく、周りの環境も恵まれている凌斗は中学受験前に突然父貴洋が死んでしまう その後、中学へ普通に通う中姉雫が突然父の遺言を見せた時から運命の歯…

　日々を怠惰に過ごす少年、黒木大河は、閉ざされた田舎町にやってきた。 　町での生活の中で、独自の風習や雰囲気に引っかかりを覚える大河だったが、ある日決定的な証拠を目にし、ついに…

柳田国男の『民俗禁忌語彙』を読んでいて「待てよこの風習知ってる！　じーちゃんばーちゃんから昔っから言われてたやつだ！」となったものがいくつもあったので小説にしました。

■■村の葬儀についてですが、他の地域と違いやや特徴的な風習があります。 この項では特に注意すべき点をご紹介します。 ※直接描写は避けましたが、 ・カニバリズム ・（性的な…

引っ越し先の村では、村長に対して新年の挨拶をするという風習が存在していた。 そのことを最近知った私は、とっくに三が日が終わっているのに、今更挨拶をしに行くことにする。 すると、村…

花贈りの日――それは、大切なひとに花を贈り、愛や感謝を伝えるための風習だ。

旅を終え成長した桃子。新たな目的のため、もう一度あの場所へ向かいます。 織流、久留、雉子。おのおのの山へ守神として戻った彼らのために、桃子は祠を建てることにしました。 人々が訪れ…

島 　アルト海の島々の住民達は、すでに絶滅した民族を含め、例外なく航海者であり、冒険家だった。 　ある島民達は、交易を軸とし商業都市を興し、またある島民達は大きな船を作り、大陸へ…

この王国では、剣術大会優勝者が勇者と結婚するという風習があり、今代の勇者は女性であることから、男子の優勝者が結婚することに。 剣術を昔から叩き込まれ、剣術学校でも随一の実力を持つ…

笹崖村（ささがけむら）には夏祭りに「お面を祀る」風習がある。少女の霊を鎮めるために、自分の顔の代わりにお面を捧げるのだ。記者の鈴宮ユウコ（すずみやゆうこ）は取材のために笹崖村を訪…

ある村には特定の人物が神に捧げられる風習がある。今回、選ばれたのは笹倉鈴音。海に向かって一歩一歩進んでいく……。鈴音は一つの未練を残しながら。

これはある男が海外事業所を撤退するにあたり、担当として任命されたドキュメンタリーとなる。 文化も習慣も風習も違う異国の地に事業所を作るのはもちろん大変だが、そこを撤退することはそ…

我々が住む日本から遥か西に位置する欧州の国ギリシア。 今から三二〇〇年前。その地に強大な勢力を築き上げていたミュケナイ王国の姫イピゲネイアは、ある日いきなり父に呼び出される。 …

加筆修正を行い、タイトルを『こもり姫の薫香帖～出会いはときめく恋の香り～』と変更し、2025年7月15日にビーズログ文庫さまから発売予定です。（書籍版は、物語の厚みも恋のときめき…

村の風習で、会ったこともない隣村の男性と結婚することになったヤヌ。前夜。ヤヌを襲った出来事は。 カクヨムコンテスト10短編に応募しています。