女勇者がクズだったので、婚約を破棄したら追われることになりました
狐
プロローグ
「なー、レオン もうすぐ剣術大会だぞ」
「あ、あぁ」
「なんだよー、そのボサっとした返事はー」
「セドリックはよくそんなに元気だよな..」
「え?」
まぁ、こいつが元気なのはいつも通りか
っと、自己紹介が遅れたな
俺はレオンハルト
ケメリカ剣術学校に通う1年だ
友達からはよくレオンと呼ばれている
そんで、今話しているのが友達のセドリック
学校では一緒にいることが多いと思う
で、俺たちが話していたのが、このケメリカ王国で開催される剣術大会
優勝者は勇者との結婚が風習になっているんだが、今代の勇者は女性
つまり、男子の部の優勝者が勇者と結婚するということ
「だって、もし優勝したら
好きでもない勇者と結婚させられるんだぞ?」
いくら、勇者とはいっても見知らぬ人と結婚なんかしたくない
考えすぎだとは思うけど...万が一、いや億が一
可能性がゼロとも言えない
「なんだ、そんなことを心配してたのか...」
セドリックがちょっと呆れたように言う
「そんなことっていうなよ...」
「だって、俺たちはまだ1年だぞ?
先輩もいれば、現役の兵士や冒険家も参加するし...」
確かに、それは盲点だった
とにかく、王国内で強い人物を決めるわけだかから参加者に関しては、性別ぐらいしか条件ないもんな
「ま、まぁ..だよな」
「そういうこと!! 変なことは気にしないで、剣術学校1年目楽しもうじゃん!!」
ま、そうだな
入学するのもかなりの難易度だったもんな...
少しぐらいは楽しまないと損か
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