「浪費」を含む小説

世界は常に表と裏、光と闇。必ず一つが生まれればそれに相反する存在もまた現れる かの世界に人間という生命体が生まれて数千年の時が流れた頃だった 表を人間とするならば…裏となる存在…

高校入学を機に人とうまく話せなくなってしまった三咲は仲の良い友達もできず、元々いた知り合いからも距離を置くようになっていた。 教室での息苦しさを紛らわすために浪費し続ける文庫本…

教会に所属する治癒能力者「癒し手（ハイラー）」。 彼らは触れるだけで怪我や病気を治すが、対象となるのは教会信徒だけだ。 かたや「薬草師」は、癒し手の能力を持たないただの技術者で…

主人公『僕』は今年三十五歳になるシステムエンジニア、日がな一日パソコンと向き合い変わらぬ仕事をこなして過ごす。浪費するだけの毎日に辟易としていた。 ある日、会社帰りの道で僕は女…

人は漠然と、『今』と『いつかまでの未来』の間を生きている。 死について考えたことはあっても、自分の死を現実的に考えたことはないのではないか。 もしも寿命がわかるなら。

古ぼけたテナントビルの事務所を任されている男、白城《シロ》。 新聞倉庫同然の事務所で副業の探偵を担う彼の元に、ある日、一人の少女がやってくる。 身を寄せる場を持たない少女・悠花の…

【注：本作はホラーではないので、怖い話が苦手な方もお気軽にどうぞ】　 　木野良孝は怪談である。 　否、正しくは中学・高校で味わった二度の挫折で性根がねじくれ、【怪談：条弧池の書…

［2016年6月13日　完結しました］ 平成も終わろうかというのに、昭和の名残を残す自宅で、高校２年生の高橋恭一はついに念願の一人部屋を手に入れた。そして、親友の弘介と２人で、…

毎日浪費され、ゴミ箱に出来上がるティッシュの山。ある朝、そのティッシュの山から赤ちゃんの泣き声が。「ゴミ箱を妊娠させてしまった？」と一瞬戸惑うが…… pixivに投稿した短編集…