「ただぼんやりと」を含む小説

寝起きのぼんやり頭に思うこと。 私と共にいる敵について。

高校２年生のイチローくんは、いつもぼんやり生きている。 クラスには友達もいないし、とくにこれといった趣味もない。 周りで何が起きていても、どこ吹く風。 惰性で続けているスマ…

天才の太田陽菜と、ぼんやりしている下村菜月は、生まれた時から一緒の幼馴染。 歪んだ関係の二人が行き着く先は——。 ※短編小説「月と太陽」の陽菜サイドのお話です。こちらからでも読…

なんでもできる幼馴染の太田陽菜と、ずっと比べられて育ってきたぼんやりしている下村菜月。二人は、「太陽と月」と呼ばれていた。ねえ陽菜。太陽のあなたに照らされなくても、私は輝ける。そ…

厳しい都会の喧騒の中、職場と家をただ行き来するだけ。 いつしか目標も曖昧になり、誰にも気を使わない一人暮らしをぼんやりと続ける日々。 大吾も、そんな一人だった。 そんな暮らし…

エマは高校２年生の女の子。 大好きな恋人・基樹(もとき)のために努力を惜しまず、学校外でもお洒落で可愛いと言われるようになった。 高校のミスコンでもグランプリを受賞し、基樹の自慢…

春の日、公園で出会った「赤いリボンの少女」との記憶を胸に秘めた少年は、時が経つにつれ、その思い出を“ぼんやりとした夢”のように心の奥へとしまい込んでいた。ある冬の日、少年は明るく…

白色が怖い───。 ある時から芽生えた恐怖心。以来、白色を見ると意識が朦朧となってきて、目の前に霞がかかったように、ぼんやりとしてくる。早くいえば、まるで催眠術にでもかかったかの…

　織田信長の姿としてぼんやりと記憶にあるのは、中学の時の教科書に記載されていた、掛け軸に描かれた色白でつり目の肖像画がなんとなくだけだ。その姿を思いだそうにも、はっきりと思い出せ…

（エブリスタで投稿したものを大幅に書き直しました。同一作品ではありません） 高校生の高原幸人は、魔女の装いをした少女に出会い齢十七で命を絶たれる。 幽霊の姿になって自分の検死が…

10代の頃にピアノで作った曲の歌詞です。 黄昏の語源は「誰そ、彼は」(夕闇の薄ぼんやりとした影で誰なのか顔が見えない）だという一節をどこかで読んだときに書いた気がします。

　何もかもがあいまいで 　ぼんやりとした夢の世界から 　ようやくあなたを見つけることができた 　あなたは考えもしなかったでしょうけれど 　私はあなたをずっと探してい…

血と汗が染み込んだ街。 　工場のあちこちから、男たちの荒い掛け声が響き、時折誰かの叫び声が交じる。 　少年は肩に三本の足場用支柱を担ぎ、雪でぬかるむ道を慎重に進んでいく。…

冬の寒空のもと一人の男がぼんやりとしながら夜道を歩いていた。 徐々に明瞭になっていく思考の中であることを思い出していく…… 〈小説家になろう〉〈ハーメルン〉でも公開予定

恋愛なんて無縁だと思ってた。 高校二年の春、ぼんやりと登っていた階段の踊り場で、あんなことが起こるまでは。 ちょっぴり不思議な同級生と、ほんの少しの気持ちの芽生え。 俺らを繋ぐ赤…

私、春原 望（すのはら のぞみ）。中学２年。 同じクラスの板倉 学（いたくら まなぶ）くんは、いつもひとりで本を読んでいるか、ぼんやりと周りを眺めている。 本人曰く、本を読んでい…

試しの投稿です。あとで修正前提で投稿しています。こんな感じの話はどうでしょうか？ 人の欲が暴走するとき、異形――“鬼”が生まれる。 それは麻薬のような薬によって引き起こされ、や…

　私はイルド王国第一王女、クリス＝サーガティア。 　幼馴染で婚約者のシーインと視察に出かけ、私はふと目に留まった小さな祠に足を踏み入れた。 　そこには古びた鏡があり、「願い…

〜あらすじ〜 現場作業員の下っ端『カイト』。 いつものように親方から怒号が飛ばされ 道具を取りに行ってる最中、 吊り荷を揚重していたクレーンのワイヤーが切れ、カイトは下敷きに、…

万葉歌人はぼんやり生きたふりをしていた件の続きです。 主人公 秋津翔祐は難波宮で妙な体験をする。 そのことが発端になり現実と夢？の間を彷徨うことになる。 万葉集にも出てくる あ…