「小説家になるまで」を含む小説

　ある寝苦しい夏の夜だった。 　眠れずにスマートフォンを操作していると見た事が無い番号から電話がかかって来た、青年は取引先の人が番号でも替えたのかと思って何も考えずに出ると、聞…

機械化が進み、腕や足はもちろん、脳をはじめとする臓器も機械で作られるようになった。金のある人間は脳を積み増しして頭脳労働につくが、そうでない人間は高性能なロボットや脳を増やした人…

web制作会社で働く「津川」は、子供の頃からの夢である小説家になることを諦められずにいた。「話を作ること」で生きていきたい。 そう願う彼の変哲のない日常と、その想いのキッカケをく…

「中東で原爆と思われる地震波動を確認。テロか」 　虚を突いて始まった動乱に、なぜかまどろんでしまう主人公の松野貴司。 街は平穏そのもので、何が悲しいのかも分からない日常。 　小説…

処女の咲子は校内一のイケメン男、片桐和彦に恋をしていた。 何度も片桐に告白するが、遊び人の面食いモテ男の片桐からは全く相手にされない。 それもそのはず、咲子は冴えないガリ勉女…

24歳。女。東京都在住。アパレル2年目。彼氏なし。寿退職が夢。小説家になるつもりはたぶんない。

　小説家になる事を夢見て、web小説投稿サイト「カコヨモ」で日々PV0の山を築いている主婦、マミ(30)と、息子ケンタ(4)。 　二人の仲は誰にも壊せません！（多分ケンタの反抗期…

「考えてみれば何も小説を書く必要も必然もないのだよ。おかしいことだ。人間と生れて小説家になるなんということは、ずいぶん不思議なことなんで、それをなんの不思議でなく書いているという…

本作品は二つの章から成り立っています。 どちらから読んでも大丈夫な仕様になっていますので、読者様方の興味関心に合わせて読み始めていただけますと幸いです。 ・2016年4月27日…

最近あった話です．

幼い頃から本を読むのが好きで、憧れの小説家になる夢を抱いていた戸環田（とわだ）キョウリは、 自意識の高さと環境への甘えが原因で、投稿作品数ゼロを毎年更新していた。 「”有名”に…

西暦2035年 世界の化石燃料が無くなり各国は新たなるエネルギー燃料を求めた。 そんな時、日本で新たなるエネルギー燃料が発見された。 太陽鉱、日本を初め世界各地にある鉱物、これ…