就活無秩序奔走日記

常世田健人

2016年4月27日からの就活日記

第1話 就活して見えたこと(現時点内定0)

(4月27日)


初めまして。17卒就活生かつ就活上手く行ってない勢の一人です。

就活中って気晴らし全然出来ねえなあなんか書きてえなあ! っていうストレス発散と、就活にかまけて文字書かないと小説書くの下手になる一方だぞおい! っていう危機感解消のために『カクヨム』様のデータ量を若干圧迫しながら日記を書き散らしていこうと思います。

それゆえ本当にとりとめないこと書いていきますので、雑文乱文気にしない方にオススメです。




〜就活の軸についての話〜


就活生が就活するにあたって大事になるのが就活の軸っていうやつになります。


自分がどの会社に入りたいか。そこでどのように仕事をしたいか。自分がどうなりたいか。会社に入り変わった自分が最終的に為し得たいことは何か。そんなことを自分なりに考えて一つ~三つくらいにまとめて、採用面接に臨まなければなりません。

要は自分が将来どのようなことを社会ないしは会社でやり遂げたいのかってことが就活の軸になる訳です。それがしいては志望動機になり、きちんと考えられていたら面接で聞かれても動じず応えることが出来ます。


――さて、ここで『小説家』が夢のとある人を据えて考えてみましょう。


この人の投稿生活は大学一年生から始まりました。ちなみに教師になるための学部です。幅広い世代の教職免許をとることが出来るという点が魅力的でした。


この人はこう思っていました。

大学生の内に新人賞を獲り、出来なければ諦めて社会で活躍していこう、と。


そんなことを考えながら投稿していき、大学三年生の序盤でようやく一次選考を通過出来ました。


正確に言うと、出来てしまいました。


ここでトチ狂ってしまうのです。


この人はこう考えました。

このペースでは大学卒業するまでに賞を獲れない可能性がどう考えても高い。

それでも、ここまで来れたならなんとかして小説家になりたい、と。


既にかなりこじらせていたのですがもう背に腹は代えられないということで、将来の仕事のことなんか二の次にして投稿生活(傍らサークル生活)を続けていきました。


そうして三年生の十二月、所属していたサークルを引退し、いよいよ手元の生活に投稿しかなくなってしまったこの人は途端に怖くなってしまうのです。


もうすぐに大学卒業というイベントが待っている。

そこをくぐったらもう自分に後ろ盾はなくなってしまう。


恐怖が迫ってきている中、この人はこう考えました。


①教育系の学部なので順当に教師になる。でも時間外労働多いから小説家になるのちと厳しい。

②それじゃ公務員になって安定な生活を送ろう。あーでも小説を書く余裕はあるけれど公務員の仕事は自分の興味関心からして考えて微妙だなーうんー。それに小説のネタにしにくいかもしれない。しかも副業ムリだしね! 畜生マイナンバー!

③それじゃあ就職して、尚且つ小説のネタを手に入れよう!


という訳で、就活生になることに決めました。


以上でこの人の話を終えられたらよかったのですが、残念ながらこの人はまだ就活生のままで、就活生から脱する予定はありません。


そりゃそうでしょう。


だって、この考えの前提には小説家になることがあるんだから。


つまり最初から副業もしくは転職前提なわけです。

しかも企業に入って自分を成長させたいとか言っておきながらそれは小説家として成長したいという話。

加えてこの夢を面接で語る訳にはいかず、結局自分の本心を隠して就活に臨まなければならない事態に陥ってしまいました。


自己分析をしてのような結論に至ってしまった絶望感は半端じゃなかったです。


じゃあコピーライターとか記者とか文字を書いたり編集者になったりすればいいじゃんという声が聞こえるかもしれませんが、私は自分の考えを書く以外にタイピングをしたくないという思いと他人の作品に意見をするくらいならそのアイデアを自分のものにして自分で書くわという思いがあり、小説家志望者のスキルを活かす仕事に就きたいと全く思えません。

もう完全にこじらせています。どうしようもない。


……という訳で。

かなりやばい状態で就活に挑んでいますが、自己分析もっとしっかり行って社会人としての夢も見つけて、内定を勝ち取ろうと思います……。



(23分)

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