「ワルツ」を含む小説

ブラームスの愛のワルツを聞いて思いついたお話です。ちょうど爺が主役のお話しという企画があったので応募してみました。短い曲ですが、印象的に残る音楽だったなと思います。

普通科と音楽の専門コースがある高校の入学式で、颯水　奏のピアノの演奏を聞いた、瀬川　柚葉。 柚葉は彼の演奏に感動し、恋にも似た憧れの感情を抱くようになる。 ピアノが弾けない柚葉は…

私は古いカフェの片隅に佇む古いピアノ。今日は私を弾きたいというお客さんが久しぶりに現れたわ。 個人的観点からのパフォーマンス難易度：☆☆☆ ＜規約＞ ＊フリー作品としてどこか…

女がひとり、寂しすぎて「卵」を孵そうとするお話。

【被害者という存在は、時間が経つにつれ被害者ぶることを断罪されるようになってしまう。弱者はいつだってその場に留まり続けることを許してはもらえない。私達は日々、ほんの僅かだけでも前…

どこにでもありそうで、どこか変な街で日々を過ごす「私」の日常を描いた、ものすごくライトなSFです。 ※各話のタイトルは東京都内の駅名を冠していますが、現実の駅や周辺地域とは一切関…

２０１３年完結

ピアノ馬鹿のお嬢様の家庭教師は大変だ。すぐにピアノを弾きに行きたがるし、気難しいし――どうしようもなく、可愛らしいから。 身分差に引き裂かれる二人の、最後の穏やかな一日。

三拍子と聞かれて、横柄な態度でワルツだろと言えば、それは浅はかだ。三拍子とは３つの拍を組み合わせた音楽にままならない。 それは、ラノベと聞かれて、異世界転生だと言うくらい浅はか…

【※注意※】性・暴力描写共に過激な表現がございますので、苦手な方は閲覧を控えてください。 　加えてこの物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。子供が読…

ジャンク屋、アルトの元へ、無記名のホロレターは届けられた。そこから始まる全ては偶然か必然か。 相容れぬ歯車が回り出す。 ２００８年完結

エンリケ・グラナドスという人が作曲した詩的なワルツを聞いて思いついたものです。 ピアノとしては比較的簡単でかわいい曲なのですが、それに基づき書いてみたお話です。 お暇な方は、詩的…

僕の脳の中に小さな塊がある。そしてこの塊のせいで記憶を失いつつある今、僅かな心残りは手元に残っている写真の女性と僕との関係だった……。プロローグ＋全５話予定 香鳴裕人様自主企画…

　紬亜里沙は大好きな三峰真里亞と魔法のキスをした。

一分と少しで読めます。

病院の前で倒れていたぼくは記憶を失っていた。 持ち物はロックの掛かった携帯電話。 「兄を探しているんです」 そう電話をかけてきたのは紗雪という女の子だった。 紗雪は死者が見え…

星が落ちた日は、前を向いて歩いて、振り向かないでください。 王座下のこの話 6つの大陸を横断して災害を取り除く長い旅に、安西亜、モレー、フェルの3人を足を踏み入れさせた。 蒸気科…

あがり症の清水こむぎと、古文や落語にしか興味のない浅見まりあ。音読出来ないこむぎは、いつも俯いていた。 ある日、まりあが音楽室の前を通ると、こむぎが突き刺すような、仔犬のワルツを…