「なのか」を含む小説

高校二年生の都古（みやこ）は、六歳年上の兄が大好き。 世界一カッコイイお兄ちゃんだと信じて疑わなかった。 そんな都古の好みのタイプはやっぱりお兄ちゃんみたいな人！ というわけだ…

『高嶺の花は今日も、』に登場した悪女・川上の過去と現在、そしてこれからのお話です。 ※物語の都合上、『高嶺の花は今日も、』を先にお読みいただくことをお勧めいたします。 ※シ…

勇者の弟に生まれたリセリィは普段から優秀な兄との劣等感に苛まれて生きていた。同じ村の若者達からは虐められ、憧れに向かって努力もできず、ただ生命を消費するだけの毎日に嫌気が刺してい…

公美野燈色（きみの ひいろ）が朝起きた時に声を聞いた。 『ヒーロー助けて』 その声色は間違いなく自分であり、言葉を発したのは掌に描かれた自分だった。

僕たち戦闘機パイロットにとって、墜ちた仲間を忘れるっていうのは礼儀のひとつだ。 僕の属する国ヒノメはずっと、それこそ僕の曾祖父が生まれる前から隣国と戦争状態にある。小休止を繰り返…

戦士、神官、魔法使い、そして盗賊小人の僕。４人はこれまでパーティを組んで冒険してきた。追放を言い渡され田舎に帰った僕は彼らが全滅した報せを聞く。 冒険者ギルドから、なかば強引にS…

大人っぽい見た目のせいで、『男たらし』だの『クソビッチ』だのと噂をされている結月（ゆづき）は、実はまだ誰とも関係を持ったことのない19歳。 そんな彼女にはただ1人だけ、幼少期より…

いつもの時間、いつもの場所で。 仕事前に行きつけの喫茶店でモーニングメニューを頼むのがルーティンとなっている【わたし】。 笑顔が素敵な店員さんとのやりとりも、日々の癒しの一つとな…

「お前の顔なんかどーでもいいんだよ！ 私が好きなのはお前のお菓子だ、自惚れんなバカヤロー！」 入社日当日、イケメンで有名なシェフパティシエ（雇い主）に本音をぶつけたら、クビにさ…

───ようこそ。 此処は生きる事も 死ぬ事もない、誰も死なない優しい世界。 世界が滅び、後に残ったのは 死ぬ事も生きる事もない 『アンデット』だけ。 此の御噺は…

校内一のイケメンと謳われた頼斗が本気で惚れた相手は、校内一の美少女に夢中で…!? しかも、その美少女はなんと頼斗の双子の姉!! 頼斗は、自分の姉に勝つことが出来るのか!?

宝石のような蒼い瞳を持った少女は、校内一の美少女と呼ばれていたが、実はコンプレックスの塊で…!? しかも性格ブスの悪女という噂を広められ、密かに想いを寄せている彼からは“好きなタ…

視力に障害を持って生まれてきた少女は、幼少期にとある少年から、世界に存在する色を教わった。 難しい手術が無事に終わり、色のある世界を見ることが出来た少女の目に、空は一体どのように…

自分を認めたい 自分と折り合いを付けたい 自分と 決着を付けたい この人生は素晴らしいものだと 今はたくさんの光を素直に浴びれるのだと。

　ルーシー・イーズデイルは18歳という若さで処刑された。銀色の髪、赤い瞳を持って生まれた彼女は魔女の素質を持つ忌み子として、実の両親から愛されることなく育った。奴隷同然の扱いの中…

メシ友の遠野さんは、偏食で肉好き。 私、遠山美鳥の嫌いな食材を見抜いてやると、彼、遠野周は意気込み、私との食事を繰り返す。 彼は『ミドリ』が嫌いなの？ だけど彼は言った。 …

自衛隊員だった僕の父さんに駐屯地の怖い話がないか聞いてみた。

こんな気持ちを抱くなんて思いもしなかった。 この感情をなんと呼ぶの？ そうか、これが「　　」だ。

　紫陽花が咲き始める頃、笹井絽薫のクラスにひとりの転校生がやってきた。名前は葵百彩、一目惚れをした。 　嫉妬したり、キュンキュンしたり、切なくなったり、目一杯な片思いをしていた…

魏志倭人伝と古事記は様々に解釈ができ正解を出すのは困難だが、 文献を読み私なりに解釈して戦争の原因と解決策に興味を持った。 弥生から現在まで続く戦争を題材として小説を書きたい。