「からだとこころ」を含む小説

すれ違いって、誰にでもあるよね。 一つ答えを間違えたり、間違ったことをしたり。 私だって、一つ間違いをした。 だけどさ、一回間違ってもいいじゃん。 もっかいやればいいじゃん。…

演奏家（ファゴット奏者）の篠宮徹はプロ活動をしながら楽ではない生活を送る四十路の独身者。楽器部品の材料調達で銀座の手芸店、東京クラフトセンターを利用している。そこで店番をしている…

近況ノートにてお知らせさせていただきましたとおり、今回連載契約の都合上、今までの「ひかると愛理栖」を中心とした物語を『星屑彼方の君とあの夏の旅』というタイトルにて他社サイトに統合…

高校の入学式当日。 芥川龍太郎はお腹を壊して人気の少ないトイレに籠っていた。 そこで夏目こころと出会う。 ――彼女もまた龍太郎と同じだった。

それは確かに、峻烈に生きた筈。 流れる時に削られて欠け落ちたのは、懸命に生きた者の足跡。 いまは手垢に塗れて、只々、時代遅れの骨董にすぎない。 それでも、時の片隅に想いを残せれば…

　ぼくのからだは、ただの「からだ」じゃない！ 実は、毎日ぼくを守り、助けてくれるスーパーヒーローなんだ。 　ぼく自身が「からだのひみつ」に気づきながら、元気な生活を作る方法を学…

その透明な鳥は、窓から入ってきた。こころをもてあました、眠れない少年の部屋に。

澤村夏帆（かほ）は、個人指導塾で中高生の文系科目を教えるアラフォー女子。 ある日の夜、仕事帰りのコンビニで、夏帆は教え子の高三の男子・矢口に呼び止められる。矢口がさらりと口にした…

わけもなく こころ惹かれるもの

親友のコウタの妹、こころが結婚する。僕はコウタから「あいつが結婚するっていいだしたらさ」と、頼まれていることがあった。

「助けた人が恩を返すなんてそんなもの、ただの戯言だろ」 孤独を選び、自分の殻に閉じこもっていた不良女子高生、久鬼怜奈。 ある日、クラスの人気者・白鳥こころを助けたことをきっかけ…

日々こころに浮かんだ景を短歌（/俳句）にしていきます。 本文ではその歌について書いています。 気が向いたときに投稿してます。

小学

ある朝、高校生の星野陽は人々の感情が色として見える力に目覚めた。 祖父から託された不思議な懐中時計。 それは七つの「神器」の一つだった。 当時の翔、神社の巫女・あかり、そして導…

現状に漠然と不安を覚える。そんな時は、ほっと一息つきましょう。

好きな文字書きたちがよく短歌を詠んでいる姿を見習って、素人なりに句作を始めてみました。ことばのセンスを磨きたい。

語り手がある夏の夕暮れ、縁側で古い書物を広げる先生と出会うところから物語ははじまる。 夏目漱石の「こころ」を偏微分するという試みを通じて、先生の胸の奥に沈む悔悟やKとの複雑な関係…

田舎から大阪へ出てきた大学生の春瀬はホームシックのまっただ中、夕暮れのコインランドリーで川村というコミュ力お化けに出会う。くそ真面目な高校生活を送ってきた春瀬にとって苦手とするタ…

　銀行の金庫室からの現金紛失事件や、女子高生の失踪事件が立て続きに起きていたある日、高校に入ったばかりの少女、藤ヶ谷こころはSNSで勧誘を受けアルバイト紹介会社を訪れた。 　会社…