日々のうた

橘花

ベタ塗りの晴れにつられて戸を開けて不意にくしゃみがひとつ飛び出る

解説


見はるかすまで秋晴れってベタ塗りの碧だと思ったんです。


それに釣られてなんとなく外にでたら、くしゃみをしてしまうーという景を、私はみました。


広がる秋の空、「天高し」という季語もあるように広漠とした空間を感じていながら、直後には視点が口もとに収斂していくというのが詩的に感じます。


とおもっていたところ、ふと思い出しました。そう、『二十億光年の孤独』を…………

(かの詩も最後はくしゃみしてるんでした)

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