「寺 ホラー」を含む小説

神話級に「色々なもの」に好かれまくる、霊感が強すぎるTさんに、柴犬のごとく懐いた霊感ゼロのKが聞いた、一緒に体験した怖い話。 注：この小説を読んだ際、いかなる事象が起こっても作者…

恋人の雅也に酷いフラれ方をしたみづきは、会社の仲間に誘われるまま、山奥の宿坊の「修行体験ツアー」に参加した。気分転換になるはずの旅行だったが……。 背中に刺青のある美しい僧侶。後…

ある晩の瞬間的な恐怖体験を元に想像を膨らませて綴った超ショートショート。

　俺がその風変わりな観音像を初めて見たのは京都にある某寺だった。推定築三百年はするだろう古刹のなかで獅子を左右に従えたそれは悠然と鎮座していた。 「子を慈しむ、と書いて、慈子観…

Ｍ県Ｔ高校の写真部には、寺生まれの僕こと藤堂透が一人だけ所属している。 そんな彼の前に”視える”新入生、真弓千聡が現れて……？ 近畿のＭ県を舞台に、寺生まれと霊能力者、百鬼夜行…

ある悩みを抱えた「私」は市街地を離れ、旧市街の寺を訪れる。 だが、気が付くと戻る道はなく、見渡す限り墓石がならぶ世界に立っていた。

高校三年生の夏。 あれは夏休みの前日だった。 とあるクラスメイトが、とある企画を提案した。 「⋯⋯うちの寺で『百物語』しない？ それも、このクラス全員で！」 教室内は大いに…

大学生の京介は元先輩で怪談作家の一色と共に翳霊寺という寺院を訪ねる。 そこには「障翳の間」と呼ばれる決して入ってはならないと伝わる部屋があった。「障翳の間」成立の秘をめぐる、夏の…

幼い頃からホラー・オカルトの類が好きだった。 テレビの心霊特集は必ず見たし、ホラーに分類される小説や映画も軒並み鑑賞済みで、今でも暇さえあれば「洒落怖」なんかをずっと読んでいる。…

　私が高2になった夏休みの出来事だった。親友の南田　景子に夏祭りに誘われ、その帰り道、いわくつきの廃寺に肝試しに行くことになったのだ。だが、その廃寺は恐ろしく忌まわしい真実が隠さ…

日常と非日常は隣り合わせに存在していて、人は何かがきっかけとなってその境界を越えてしまうことがあります。 主人公の「僕」もその一人でした。 よろしければ三分間お付き合いください。

　神代大翔(かみしろひろと)は夜が楽しみだった。 　夢の中で自分の意思のままに動けることに気がついたのだ。毎晩自分が活躍する夢を思い描きながらも何もない廃墟のような世界を一人歩き…