「季節もの コメディ」を含む小説

「魔導図書委員をやってみないか？」 「はい？」 季節は入学式シーズン、 四月上旬。 突如、国語教員から謎の勧誘を受けた、平穏モットーの高校二年生、柊木 幽（ひいらぎかすか）…

ある春の日、高校二年生に進級した私はひとつの悩みに直面していた。それは春ならではの特徴的なもの。 そう、睡魔だ。何故だか不自然なほどに私は連日恐ろしい眠気に襲われていた。 もし…

短編、一話完結。創作落語風コメディ。 桜の木の下で交通事故を起こして死んで幽霊となった主人公、ところがその木には他にも幽霊がうようよ。中でも偉い「幽霊の長老」に会うことになるの…

　瀬戸内海に浮かぶ四つ門島に聳える四重塔「四つ首塔」には古来より続く習わしがある。嘗てこの地で惨殺された四人の落ち武者の霊を鎮めるため季節ごとに若い娘が塔に籠もってきた。が、近年…

今までゲームを小馬鹿にしてきた少女が、ゲーム好きな幼馴染である少年の姿を見て興味を抱き始めた。 「――わたし、ゲームがしてみたいの」 季節は夏休み。二人のゲームライフが幕を開ける…

おなじみのメイドシリーズ、番外編です。季節行事をテーマに、売れない作家・五月乃月とそのメイド、ふたりの日常をコメディタッチに描きます。 『五月(ごがつ)とメイド』『五月(ごがつ)…

高校一年の寒い季節に転校してきた彼。 その彼は、頭のネジが一本――いいえ、ネジなんてきっとない。 とにかくバカでアホな、とんでもないヤツがやって来てしまった。 彼はもう終わってい…

　ダメ人間の元に派遣される、生活指導官・コレット。 　彼女の使命はただ一つ。”対象者の願いを叶え、ダメ人間から更生させること”だ。 　多田野崇（ただの たかし）にとって、それ…

　そんなわけで、ぼくはこの一年のうちで最もすばらしい季節に、乳房を探しに出かけることにした。

キミと手をつないで。 神様と明日を夢視て。 二人で歩いていく。これからも、ずっと。 三島リクは幼少の頃、目に見えない「モノ」を視る力を持っていた。 稲荷神社に祭られている女の…

　季節は桜の花びらが舞い散る春。今年こそ順風満帆な日々を過ごそうと周りが息巻くなか、沢良木悠助もその中の一人であったがすぐにその熱は冷めてしまい日々を暢気に過ごしていた。 　進級…