「１分」を含む小説

隣家からカレーの匂いがした。 隣の亭主が言った「カレー粉は全ての調味料に優先されます…」

僕は名古屋の高校に通っていたが、大阪の大学に進学し、その近辺で就職した。ある日の仕事帰り、終電に乗ると高校の同級生を見つけた。僕らはたまに終電で鉢合わせては、おしゃべりをするよう…

ミステリアスな爬虫類顔の男達は、自らの尻尾を切り北へ逃げた。 「なぜ私達は北に魅了されるのか…」

拙作『古の森にいらっしゃい、おチビちゃん竜が待ってるよ!』の中の登場人物(虫)のモッチが、不思議な虹の向こうへお出かけです。 カクヨムに連載中の本編では次章はモッチが主役。 とい…

朝の通勤電車では、乗客が皆下を向き黙っていた。 隣の男が言った「ここはプライベートな自分を諦め、会社員へと…」

地球がキャッシュクリアされるまであと1ヶ月。 人々は残留シールを手に取り、大切なものに貼りまくった。 でも、シールが全然足りなくなり始めて……！？ ↓前回の投稿↓ 『ジグソ…

保育園で大人達が無邪気に走り回っていた。 園長の男が言った「全て…」

・ほんの短いファンタジー短編集。最小1分、長くて5分程度。 小柄な少年ハルモは、街の騎士団への入団を夢見ていた。 小さい頃からの夢を叶えようと試験に挑むが、そこにはいくつかの…

会社員風の男は言った「ケンタウロスや人魚の様に、私の下半身は…」

　ごくごくありふれた職場での何でもない出来事。好きだけど振り向いてくれない彼にとった強引な手段とは？ 　

フリースタイル&アンカーショット。全5話。 彼…陰キャ。夜の化身 彼女…陽キャ。朝の化身

バス停で隣の男と目が合った。 「見られてしまっては仕方ない。 私は…」

桃太郎は犬猿雉と鬼ヶ島への長い旅に出た。 しかしそのお陰で桃太郎は犬猿雉と心が通じ合い、鬼を退治する頃には犬猿雉は人間の友達の様になっていた…。

意識の高い部下が口の周りに米粒を付けて出社してきた。 「これは飯化粧ですよ…」

妻はカンフー映画が好きだ。 これは義理の父の影響なのだ。 週末妻に誘われ二人で映画に行った…。

「ハクション」 男は体の内と外がベロンと裏返り、生き別れた父になった…。

未来予知装置を作った男は、ほんの数分後に核戦争が起こる事を知る。 男は世界を救えるのか。

男はペットを紹介した。 「ラクダをラクダたらしめる物はコブです。 ラクダにとってコブはアイデンティティなのです…」

1分で読める詩。

男はランニングしていたが、その後を男の残像達が追いかけた…。