通勤電車ザムザ号の不具合(140字小説)
塩塩塩
通勤電車ザムザ号の不具合
朝の通勤電車では、乗客が皆下を向き黙っていた。
隣の男が言った「ここはプライベートな自分を諦め、会社員へと変身する場所なのです。
変身中というのは不安定なものですよ。
思春期みたいなものです」
その時、電車の不具合が起き、変身中の乗客は老いも若きも皆ニキビ面で恥じらいながら途中下車した。
通勤電車ザムザ号の不具合(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。