長年連れ添った桃太郎(140字小説)

塩塩塩

長年連れ添った桃太郎

桃太郎は犬猿雉と鬼ヶ島への長い旅に出た。

しかしそのお陰で桃太郎は犬猿雉と心が通じ合い、鬼を退治する頃には犬猿雉は人間の友達の様になっていた。

長年連れ添った夫婦が似る様に、犬猿雉は人間である桃太郎に似てきたのだ。

一方、桃太郎は犬猿雉に似てきたので、村に戻る頃にはほぼ獣になっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

長年連れ添った桃太郎(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ