「花と風」を含む小説

なにかとものを見失いがちな「私」は、 家の鍵を見失ったので鍵を掛けずに出掛けていた。 そうすること一週間、 会社から帰ると何者かが部屋に入り込んだ形跡があって―― 第一回芦花…

都内近郊C県の国立大学に勤務する「私」は附属病院事務部に異動するが、そこではまことしやかな祟り話が噂されていて…… 第一回芦花公園百物語参加作品。 ※実話風怪談ですが実話の要…

こんにちは、フレウルス王国、贈与士ギルド公認贈与士のミアです。 今回、贈り物として紹介するのは、調味料です。最近の流通網の発達により、異国のスパイスや調味料も輸入されてきているの…

バーリ公国中央部に聳えるスヴェドボリ山は、高地にありながら緑豊かなことで知られる。 その山腹の洞窟に住まう竜・オーケビョルンは、見慣れない花が山肌に咲いているのを見つけた。 可憐…

古の時代より降臨した清らかな女神と純粋な心を持った高校生が汚穢に塗れた世の中から人々を守るため、愛する人を守るために跳梁跋扈する魑魅魍魎と栃◯県を舞台に苛烈な戦いを繰り広げるラブ…

ここは閑静な住宅地。隣近所の蔦の葉が目立つ家には、老夫婦が住んでいた。季節を感じ、猫が逃げ、雨が降る……時が過ぎて空き家になった。隣の蔦の葉は、皆の気持ちの花が咲く広場になった。

三度来ると死ぬ

音は言葉であり、言葉は心だった。 やがて私は、私には心がないのだと感じるようになっていた。 エーデムリング・シリーズに、度々登場する歴史家カエル・ベルヴィンの物語です。 まだ綴…

随分前、文章表現の習作として幾つか創作した、ショート・ショートです。 どことなく、古臭い感じの情景を浮かべて、描写・表現の創作をしてあります。 何となく、UPしてみました。 数点…

「風の花 しばし相見る 神の木を」に登場する琴美（ことみ）が主役の番外編です。 「風の花 しばし相見る 神の木を」と、話はリンクしていきますが パロディとなりますので、読んでも怒…

ゴールデンウィーク初日、僕、五十嵐風太は満開の桜の木の下で春の女神様と出逢った。 「直に両親に会って、話をしてみたいとは思わんのか？」 これは思いがけず訪れた、僕の家族をめぐる春…