概要
「支える根があってこそ、花は風に揺られることができるんです」
こんにちは、フレウルス王国、贈与士ギルド公認贈与士のミアです。
今回、贈り物として紹介するのは、調味料です。最近の流通網の発達により、異国のスパイスや調味料も輸入されてきているので、一味違ったものを贈りたい、という方は二重の意味でおすすめですよ♪
え? 調味料って、本当に贈り物になるのかって? フレウルス王国で料理をされる方は大抵趣味にしている人ぐらいなものですからね。中流階級以上の人は使用人の方に依頼したり、外食をされる方ばかりなので馴染みがないかもしれません。ただ、調味料といっても本当に幅が広くて、味の決め手に使うものから、出来上がった料理にひと味添えるものまであるんですよ。
特に、私がおすすめしたいのは和みの国の“黒潮水(くろしおのみず)”です。塩みの強い調味料ですが、切りたての生の
今回、贈り物として紹介するのは、調味料です。最近の流通網の発達により、異国のスパイスや調味料も輸入されてきているので、一味違ったものを贈りたい、という方は二重の意味でおすすめですよ♪
え? 調味料って、本当に贈り物になるのかって? フレウルス王国で料理をされる方は大抵趣味にしている人ぐらいなものですからね。中流階級以上の人は使用人の方に依頼したり、外食をされる方ばかりなので馴染みがないかもしれません。ただ、調味料といっても本当に幅が広くて、味の決め手に使うものから、出来上がった料理にひと味添えるものまであるんですよ。
特に、私がおすすめしたいのは和みの国の“黒潮水(くろしおのみず)”です。塩みの強い調味料ですが、切りたての生の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!深くぬくもり溢れる愛
贈与士なる架空のギルド職に就く少女ミア。彼女は若手ながらもその界隈では(良くも悪くも)有名である。世情を知り、贈与士として的確な目利きを持つ彼女に、知り合いのよしみと言って爵位を持つ男が頼み込んでくる――。
登場人物たちの心の機微が丁寧に作り込まれている。
特に子爵。ミアに訊ねられた問い掛けに迷いなく返した妻への熱い熱い想いの言葉で彼にぐっと惹かれた。かと思えば、慣習による嫁姑の軋轢を危惧して弱気を見せて台無しにさせる。しかしそれは何かを築く者、守るべきものがある者にとって至極当然なこと。身分の高い生まれである上、異国出身の妻に対する周囲の偏見など、対応を誤れば大事な妻の立場を悪化さ…続きを読む