「家族 和風」を含む小説

文明開化の華やかな光と、古からのあやかしが息づく闇が混在する街、帝都・東京。 帝国大学に通う書生・三上玲（みかみ れい）は、その身に「外つ神（とつかみ）」と呼ばれる異界の存在を呼…

2040年。今より少し科学の進んだ世界で、科学の手には負えないモノノケを狩る人々-霊者がいた。 霊者の一派、言霊師の名門である手奈土家の次期当主・唄羽は、一度も実戦に出た事が無い…

逢魔時の宿場町「朧宿」。 ぬらりひょんの血を引く半妖・輸貴と、神成の巫女・神流。 二人の祖父は七福神の恵比寿——神格そのものだった。 「妹を守れぬ兄など、プライドが揺らぐ」 …

前世の俺は、冴えないオタクだった。恋人も友人もいない俺の生きがいは、ただ一つ。エロゲ――その中でもとりわけ心を抉られた名作、『聖女の純情』。 ヒロイン・形代雛。妖退治を担う名家…

家族に疎まれる少年の心の支えは、優しい妖の友達たちでした……。

──行きて帰りし怪異譚 関東平野のどん詰まり・曙町で、妖異商を営む老舗〈胡堂屋〉の養女にして雑用係、胡堂ミカヅキ。 店主兼保護者の胡堂アマフサに時にはこき使われ、時には振り回…

【完結しました】家族を喪い、村の網元の家でこき使われている混血の少女、凪。大鮫への生贄として捧げられた凪だったが、目覚めると美しい部屋に寝かされていた。部屋に入ってきた青年は、こ…

祖母の命日。遺品整理でバラバラに売ってしまった、祖父母の愛が詰まったこけしが、真夜中に「カタ、カタ」と動き出した。 それは祖母の呪いか、それとも──。 恐怖と後悔に震える主人…

養女として育った本條文緒（ほんじょうふみお）に持ち込まれた縁談の相手は、かつての最強呪術師・綾羅城空黎（あやらぎくれい）。 だが彼は妖に刻まれた呪病に侵され、余命一年を宣告されて…

ちょっとだけ人と違う物が視える体質の翠。その原因も正体も分からぬままに、全てを気のせいだと言い聞かせながら、家族とも距離を置いて淡々と生きてきた。 あるとき翠に舞い込んだ見合い話…

顔に青い痣を持つ霊力のない赤目の少女 彼女は幼い頃から虐げられ、家族からもかろんじられてきた しかし、ある日現れた狐の神は言った オレが望むのはお前だと いつかの来世では幸せにな…

妹の十八歳の誕生日、姉は妹のための生贄となる――はずだった。 楠宮あずさは退魔師の家系に生まれながらも、たいした術を使えない落ちこぼれ。 ある日、彼女は寝ている間に妙な儀式に巻…

緋夏は不吉の象徴である赤い目をした少女。『忌み子』と呼ばれ、家族からも虐げられてきた。 緋夏を邪魔に思った家族は、白竜の生贄にして消そうと画策。 家族の思惑を知りながらも、前途を…

堕神の末裔として忌み嫌われ、隠れるようにしてひっそりと暮らしていた少女・淡雪は、家族の薬代のために第二皇子の涼月と形式上の結婚をすることになる。 帝一族に起こる不幸は堕神に呪わ…

　瑠唯（るい）の双子の兄・涼介（りょうすけ）は、瑠唯がプレイするゲームを見ているうちに突然言い出した。 　これ、俺の前世だ、と。 「『巡る世界の五重奏《クインテット》』明治が六…

　私、白石美琴は、術式が使えなかった。 　莫大な呪力を持つが、現代では重要な術式が使えない。 　そのせいで、家族や姉から「外れ者」と呼ばれ、疎まれ、居場所を失っていた。 　ついに…

鴇坂家のたったひとりの生き残りの令嬢・晞子は決意した。 婿を取ろう、と。 ただしそれは、呪い殺されてもかまわない、たいそうな悪人でなければならない。 五匣。それは神代に神を封じ…

　この世とあの世の間には、死者の魂が迷い込むダンジョンがある。そこにはダンジョンの治安を守るために領主がいた。そして領主の力は契約婚にて継がれていた。 　十数年前、片桐修は領主と…

余命わずかな私に持ち込まれたのは、“命喰らい”の異能を持つ、お医者様とのお見合い話だった――。 心臓が石になる病「石心病」を患う凛は、父に勧められた縁談で帝都大学病院の心臓外科…

ささやかな異能を持つ姫・澪咲（みさ）は、異能を持つがゆえにひとりぼっちだった。 ある日「冷徹な暴君」と噂される辺境の当主・暉賢(あきまさ)と契約結婚することに。そして彼には、一人…