概要
少女は語る、夜の来るたび、偽りの歴史をひもといてゆく。
堕神の末裔として忌み嫌われ、隠れるようにしてひっそりと暮らしていた少女・淡雪は、家族の薬代のために第二皇子の涼月と形式上の結婚をすることになる。
帝一族に起こる不幸は堕神に呪われたせいだと考える涼月は、淡雪に近づきたくもない、妻として遇するつもりもないと宣言する。
だが婚礼の儀式の日、呪いの発作で苦しむ涼月を見てしまった淡雪は、彼を救うために呪いを解く協力をしたいと提案する。
堕神の末裔すべてを憎み、信用しない涼月は、条件として「婚礼の儀式が終わる十日後までに呪いを解く方法を見つけよ」と命じる。
淡雪はこの条件を受け入れる。
そしてふたりが顔を合わせる夜が来るたび、淡雪は語り始める……一族に伝わる伝承、古文書に記載された歴史、帝一族の認識のずれ、抱き続けてきた違和感の正体を。
帝一族に起こる不幸は堕神に呪われたせいだと考える涼月は、淡雪に近づきたくもない、妻として遇するつもりもないと宣言する。
だが婚礼の儀式の日、呪いの発作で苦しむ涼月を見てしまった淡雪は、彼を救うために呪いを解く協力をしたいと提案する。
堕神の末裔すべてを憎み、信用しない涼月は、条件として「婚礼の儀式が終わる十日後までに呪いを解く方法を見つけよ」と命じる。
淡雪はこの条件を受け入れる。
そしてふたりが顔を合わせる夜が来るたび、淡雪は語り始める……一族に伝わる伝承、古文書に記載された歴史、帝一族の認識のずれ、抱き続けてきた違和感の正体を。
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