概要
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- ★★★ Excellent!!!生贄にされた不遇の少女は、サメの神さまと恋に落ちる
サメ好き(おたく?)の作者様が描く、人間とサメの神さまの恋愛ファンタジー!
とある村に住む主人公の凪は、家族もなく虐げられて生きていました。そんな弱い立場の彼女は、大鮫の生贄にされてしまいます。万事休すかと思いきや、凪はサメの神さまに温かくむかえられることになり――。
主人公はなかなかの不幸体質です。村にいる間も、サメの神さまのもとに行ってからも、よくピンチに遭うんです。ハラハラな状況です。
でも、大丈夫♪
なぜなら、サメの神さまは凪にぞっこんだから! 凪がどんなに不幸体質でも、サメの神さまが絶対助けてくれるから!!←力説
なので、どんなピンチに見舞われても「どうやってピンチを切り抜ける…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この小説でサメが好きになりました
第33話までのレビューです。
サメのホラーイメージを巧みな擬人化によりファンタジーへと昇華した本作。
舞台は、サメの村――不漁が続くと、村人たちは子どもを生贄として大鮫様に捧げ、豊漁を祈る迷信が残る物々しい漁村で興味が湧きます。
両親のいない不遇と村人から受ける虐待に苛む主人公の少女・凪は大鮫の生贄にされてしまう。しかし、凄惨と怯懦の恐ろしさの先に待っていたのは鮫人の住む美しい龍宮でした。
そこは海の中に佇む夢心地そのもの。凪は人間として寵愛を受け、心安らかで幸せな時を送るのです。
その海より深い対比が鮮やかに繊細に描かれており、例えようのない切迫感と高揚感とが胸に迫ります。
海に揺…続きを読む - ★★★ Excellent!!!生贄にされたまま終わってほしくない! 続きが気になる素晴らしい作品です
文明開化と呼ばれる時代の、漁村。
主人公の少女、凪は、家族を失い、引き取られた家でひどい目にあわされていました。
凪が亜麻色の髪に榛色の瞳をした、ハーフだったからです。
凪の父は、船が難破してこの浜に流れ着いた大瑛帝国の商人。
だから、一目でハーフとわかる凪は、当時の偏狭な考えの村人たちにいじめられていたのです。
不漁が続いたある季節に、とうとう凪は大鮫への生贄として捧げられることになります。
大鮫に生贄を捧げれば、不漁が解消するかもしれないという迷信的な考えがあったからです。
さんざんひどい目にあわされたあげく、生贄にされて死を覚悟する、凪。
可哀そうすぎますよね!…続きを読む - ★★★ Excellent!!!全てのサメ好きに送るラブストーリー
人間である主人公の凪。人間世界では数々の不幸が彼女を襲う。しかしとあるきっかけでサメたちが暮らす世界へ。その世界で初めての恋を知る…
登場人物の多くがサメ(姿は人間)。けれど獰猛ではなくとても温厚で良い人ばかり。実は人を襲うサメはほとんどいないという生態を反映しているかのようです。さまざまな種類のサメが登場することからも、作者様のサメの知識の深さ、サメへの愛が感じ取れます。
また、ラブストーリーとしても素晴らしい…人間とサメの恋。そこには種族としての差がありスムーズには進まない…ハードルがある恋こそ読者としては惹かれるものです!
ラブストーリー好き、さらにサメ好きなら本作がグッと刺さる…続きを読む