「一族 和風ファンタジー」を含む小説

契約結婚の取り決めその一、「夫婦はともに食事をとること」――。 文明開化の名の下に、没落寸前の異能一族令嬢が、異能目当ての旦那様の元に、ご飯目当てで嫁ぐお話。 時は大正、異能…

堕神の末裔として忌み嫌われ、隠れるようにしてひっそりと暮らしていた少女・淡雪は、家族の薬代のために第二皇子の涼月と形式上の結婚をすることになる。 帝一族に起こる不幸は堕神に呪わ…

百年の祈りの末に生まれた、無垢なる付喪神の私。 宿命の縁は、心を凍てつかせた魔払い師との偽りの婚礼。 魂が響き合うとき、凍てついた旋律は、愛の調べに変わるのでしょうか。 あらす…

少女は、水穂国（みずほのくに）の曲島（まがりのしま）という神域にひとりきりで暮らしていた。 彼女は、その身に荒ぶる神を宿す生ける依り代「鎮めの巫女」。来る日も来る日も、孤独の中で…

余命わずかな私に持ち込まれたのは、“命喰らい”の異能を持つ、お医者様とのお見合い話だった――。 心臓が石になる病「石心病」を患う凛は、父に勧められた縁談で帝都大学病院の心臓外科…

十九歳の令嬢・環は、借金に苦しむ家族を救うため、 貴族・神宮寺蓮との政略結婚を受け入れる。 条件はただひとつ。 「互いに干渉しないこと。そして──夜の離れには近づかないこと。」 …

　他人の穢れを肩代わりする術『形代』の才を持つ鞠子は、神職を統括する神祇伯の妻だったが、大勢いる妾の一人にすぎず今では完全に無視されている。ある日、珍しく夫から連絡があったと思っ…

絶海上の皇国、輪国には龍蛇の一族と呼ばれる者たちがいる。 水を司る龍蛇神と人間の間に生まれた半神――その子孫である彼女たちは代々、男であれば龍男（たつのお）、女であれば蛇女（じゃ…

白羽（しらはね）の山の奥深く、神の血を引く巫女の一族に生まれた宵（よい）は、十四の春に「暁（あかつき）の王家へ嫁ぎ、契りをもって加護を授けよ」という神託を受ける。 それは、神子（…

　悪魔が人に取り憑かれると信じられていた中世ヨーロッパ。そこでは卑猥な儀式が行われていた。 　新しい魔女狩りと言うべきか、神父が女の股に浄化棒を押し付けて振動させ、身体の内側に潜…

現世の何処かに存在したと伝わる別世。そこに生きる人族の者は、八百万の神々の意思を継ぎ自然の神を崇め、妖を畏れる暮らしと共に在った。 神を祀る社（やしろ）を護る一族に生まれ、特異な…

稚沙と椋毘登の2人は、彼女の提案で、歌垣に参加するため海石榴市を訪れることとなった。 そしてその歌垣後、椋毘登が稚沙に、彼が以前から時々見ていた不思議な夢の話をする。 その夢…

陰陽師婚姻制度。 麒麟の一族の巫女の占いにより、婚姻を決める制度のことを差し、それまでは五行の一族の若者は陰陽寮で学び、それぞれの術式を覚えるという。 朱雀に連なる少女、朱明ほ…

迷い子の少女、楪（ゆずりは）は東の一族の名門、東條家の次男坊に保護される。 東條頼次（とうじょうよりつぐ）は、東国を統べる一族でありながらも、異能の力を持たないがゆえに西国へと…

没落した伊吹家の最後の姫、咲耶。彼女には枯れゆく故郷の森に宿る、木霊の声を聴く力だけが残されていた。 新たな領主となった秋月景久は、戦場で「鬼神」と恐れられる一方、触れるものの生…

国の王家である真花家の時期王女、紅玉。 そして真花家に仕える一族、真刃家の一人、翠色は王位を狙われる身となった彼女の護衛を任される事となる。 彼女を守りながら旅を続けるが、いつし…

【あらすじ】 人里離れた深山の奥深く、外界の喧騒から隔絶されし地に、世間の「普通」とはかけ離れた営みを送る一族が静かに暮らしている。彼らは代々『その型』と称される異能の血を継ぎ、…

　舞を生業とする家に生まれながら日陰の身だった楠緒子。 　彼女を見初めたのは、舞の名門物部家の当主であり「花太夫」の不比等。 　彼は楠緒子に、自分の「舞姫」になってほしいと告げた…

祓い屋の一族に生まれた柘榴は、一族の繁栄の代償として龍に嫁ぐことが産まれた時から決まっていた。両親を亡くした柘榴は叔父家族に引き取られるが、そこではとある理由から女中のように扱わ…

★毎日19時頃更新予定★ 「殺す価値もない」と蔑まれた少女が、 十二華族最恐の男の〝花嫁〟に選ばれた――。 納戸に追いやられ、妹の影で生きてきた結花里。 ただ夢の中で会える母と…