「高校生・先輩・後輩」を含む小説

「おへそは大事なんだよ、鳴《なる》くん」 高校生の鳴が一つ上の先輩、窓に雨が打ち付け雷も光る中、水涼と同じ部屋で静かに本を読んでいると、彼女がふとそう言った。困惑する鳴をよそに話…

焼きつけたのは、届かない想いだった。 言葉にすれば壊れてしまいそうで、何も言わずに見つめたまま。 それでも、好きだった。 写真には映らない感情を、シャッターに託した僕の話。

　

吹奏楽部は夏。先輩の会田千穂さんはその対価として自分の潤んだ唇を指差した。

　彼女に推しができた、らしい。 　推し、とは自分が推している人やキャラなどのことで、彼女にとって推しができたのは今回がはじめてではない。僕と付き合う前から彼女はあるアイドルを推し…

エッチというものは、相手の全てを感じられる行為。 愛を感じ、育む行為……のはずだった。 でも私、七尾萌音（ななおもね）は、相手の体を求めすぎて振られてしまった。 傷心中の私であっ…

「春分の日は卵が立ちやすい」そんな説を確かめるために僕の家に来た先輩。またとないチャンス、僕は彼女の心をつかむことができるのだろうか。 KAC2025のために書いた連作短編で…

私は恋をする—— 乙山椿先輩、私が恋をしたのは一輪の赤い椿の花でした。 「それって恋なんじゃないの？」 友人から発せられたその言葉は私に魔法をかけてしまう。 先輩は先輩で…

　これは言わなくてもいいことだ。 　何の益にはならない。 　そんなことは、わかっていたはずだった。

彼氏に浮気されまくったJK。厄落としとして流し雛を決行。翌日後輩女子に告白された。

超絶モテモテ男前集団がいる２年A組に、あたしの好きな人がいる。先輩の言葉はいつだって優しかった。

「こんなわたしは、恋とは一生縁がないのだろう」 恋がわからない女子高生、羽鳥佳奈（はとりかな）。 佳奈は、学園の女子の憧れである王子先輩を目にしても興味を持てない。そんな人と関…

なんかうまくいかない男子高校生と同じ部活の先輩女子が織りなす、ある意味残念なはずなのに、心ほっこりさせるストーリーです。

お題で執筆!! 短編創作フェス①「試験」参加

▪️千ノ音千慧　高校二年生・芸術肌の吹奏楽部員・お金持ちで美人 ▪️小々倉大葉　高校一年生・小柄だが体力が取り柄のソフトテニス部員・千ノ音のことを中学時代から知っている 『…

現実世界に馴染めない、生きることが不器用な二人の女の子の恋愛模様の一端を切り取って描きました。 性的描写は、過激ではないですが、細かく書き記したので、苦手そうな方はお気をつけくだ…

人生で一番多感な高校生という時期。「楽しく過ごせればそれでいい」主義の御子島涼太は、日々漫然と過ごしていた。そんな彼の日常も、2年生となり少しずつ変わっていく。様々な人の真剣な気…

白木心（しろきこころ）は黒井学園高等部に入学したばかり。彼が入学のオリエンテーションを終えて、帰り支度をしていると、生徒会長にして成績優秀な学園一の美少女である黒井望（くろいのぞ…

洋裁部の後輩が逃げる先輩に追いついて、秘めた気持ちを互いに伝え合う話。