「関ヶ原の戦い」を含む小説

時は戦国、世は乱世。その流れが一気に収束しようかという慶長五年、日ノ本の端っこで乗り遅れに焦る一人の姫武将がいた。勇猛可憐で知られた島津四姉妹の末っ子、島津維新弘歌である。 「姉…

寝返りと祈り　梗概　県昭政 「太閤が死んだ」喜んでいる男がいる。脇坂安治だ。朝鮮の釜山港から、海を見つめている。 太閤秀吉の命で淡路島水軍を率い、長年朝鮮の海で敵の水軍と戦ってき…

山の峠で休んでいる者たちがいた。明石掃部頭全登(あかし　かもんのかみ　たけのり)と犬山左衛門利家(いぬやま　さえもん　としひこ)である。掃部は、豊臣家の大名宇喜多秀家の家老であっ…

　家で寝ていた俺は激しい揺れで家の下敷きになり意識を失った。再び強い揺れで意識が戻る、しかしそこは現代では無かった。太閤秀吉が造り関ヶ原の戦いの折に消失した幻の都市・伏見だった。…

関ヶ原で大敗した西軍。奇妙な病を抱えながらも友の為に参陣し敗軍の将となった大谷吉継は、負け戦を前に初めて三成と話した日のことを思い出していた

古くさい言葉はありません。 つまらない武将たちの会話も、長ったらしい戦いの描写もありません。 あるのは石田三成のかっこいいところだけ！！！ 庶民の味方で、改革しようと頑張って…

「真面目にやってる人が成功するんじゃなくて、うまくやってる人が成功するんです」と言う空耳が聞こえた。三成の心の葛藤をSNS風のつぶやきを通して展開してみた。関ヶ原の戦いで敗戦濃厚…

海馬とはタツノオトシゴの異名である。「落とし子」とは貴人が妻以外の女に生ませた子のことをさし、おとしだねとも呼ばれる。昔の人は龍に似ていながらいかにも貧相な顔立ちのこの生き物を、…

毎週月曜日に新作投稿。無理なら末尾５の日になるかも。黒衣の宰相・南光坊天海。家康の近くに居たにも関わらず謎に包まれたまま存在を消す。天下人を支え続けた苦悩と喜劇。そこへ闇を牛耳る…

毎週月曜日に新作投稿。無理なら末尾５の日になるかも。黒衣の宰相・南光坊天海。家康の近くに居たにも関わらず謎に包まれたまま存在を消す。天下人を支え続けた苦悩と喜劇。そこへ闇を牛耳る…

世は戦乱。 日本の未来を左右した大戦… それは、関ヶ原の戦い。 そこには敗れる事を見通しながらも 命をかけて戦う武士がいた。 彼は決して諦めていたわけではない。 また、 勝利を投…

太閤秀吉が亡くなり、豊臣の政権は揺らいでゆく。石田三成はどうしたかったのか。家康の思惑は、どう展開していくのか。三成と同じ道を決意する吉継。会津の上杉景勝と直江兼続は。上田の真田…

関ヶ原の戦いの後、九度山に蟄居させられた真田家。 豊臣家と徳川家の軋轢の中、次なる戦いに向けて準備をする。 後に真田十勇士とも称される武士達が逆境に立ち向かう姿を描く。 一部／…

一六〇〇年　関ヶ原。 天下分け目の合戦――それは、徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍の戦いである。 だが、関ヶ原の戦いは、ただの天下取りの合戦ではない。そこには確かに、…