「幻想 嘘」を含む小説

19世紀北部ノルウェー。そこは首都がある南部との交通が遮断された、幻想と偏見が残る厳しい地だった。 トロムソに住むアストリッドは、母に禁じられてても弾いてしまう程ピアノが好きだっ…

月餅殿商店路の一角にひっそりと佇む【BAR古都奈良】。 『人』の姿をした彼らが集うのは嘘か真か怪しい噂話や静かに寛ぐ時間を楽しむため。旅の途中に立ち寄った琥珀と蜜玻を迎えたのは…

　私は十八年間応援していた推しのアイドルに裏切られた。 　突然の電撃婚。それは別にいい。 　彼はもう三十五歳だ。結婚してもおかしくない。 　逆にここまで独身を貫いてくれた事に感…

現実を見て、ほらもっとよく見て。幻想なんか所詮嘘なんだから。（※重複投稿しています）

その瞬間世界から全ての宗教は消えて、人間が作り出した幻想だけに塗れた空々しい神々はみんな死んだ。その代わり、僕たちはみんな果てしなく正しくて安心で崇高で素晴らしい、本当の神様に出…

　本堂あきら、高校二年生。 　趣味は星を眺めることであり、幼馴染みである白石亜香里や天文部仲間の友人達と毎日の青春を謳歌する普通の好青年である。 　だがその何気ない普通の一日は突…

仲の良い友達と、ずっと一緒で、いつまでも仲良く楽しく笑って過ごせると思っていた。 そんな高校生活、そんな日常、そんな理想、そんな幻想、そんな嘘、そんな裏切り、そんなゲンジツ。 …

ホラーと言いうかミステリというか。アンチミステリか？ 本当にあったことは何なのか。誰も解らない。 入れ子構造の中心はどこにあるのか。 どのように見定めるかはあなた次第。 さあ、…

嘘をつくと口から零れる星屑。 そんな星屑との物語(編集中)

他サイトで公開している超ショートショートのカクヨム版です。

作家主人公が、夜の散歩道で出会ったのは自作の登場人物だった。 「夢」と「現（うつつ）」が入り混じる、入れ子構造の物語。 *良いキャッチコピーが思いつきません！

シュークリームより皿うどん派です。 小説を書き始めた頃に書いた作品です。 宜しくお願いします。

19世紀の怪奇事件に日々見舞われるロンドン。 そんな場所にイタリア人の少年ロレンツォと愛猫アキーレはやってきた。 目的は錬金術師ヴィンセント・サン＝ジェルマンと極島の島国の封神幎…

「今は嘘をついてもいい時間だからさ」 　呆気にとられて立ち尽すぼくを置き去りにして、店主は店の中に戻ってしまう。書店員として新米なぼくは、この街の住人としても新米である。ゆえに、…

月世界に住む翠憐（すいれん）と遠雷（えんらい）は、雨の日に路地裏に倒れている青年を助ける。彼は病院に行くことを拒み、目覚めると自分は欠陥品のアンドロイドで、自分で自分を破壊するた…

宮内庁の占術師、駒場が訪れたのは俗世と隔絶した邸宅。そこには幽閉同然で独り住まう、異能の青年がいた。駒場は青年に先見ーー未来予知を頼もうとするがにべもなく断られる。 食い下がり説…

アルとメラは手を繋ぎながら次の惑星へと降り立った。 二人が旅する惑星はそれぞれが不思議で特徴的だ。 「植物に飲みこまれた人間」「嘘しかつけない惑星」「幸福を嘆く人間」「子どものた…