「クレヨン」を含む小説

クレヨンの中で、ほとんど使われずに残っていた、白いクレヨン。それに興味を示さなかった娘に、佳代はちょっとした技を使ってみた。 ある暑い夏の日の一コマ。

黒いクレヨンで塗りつぶされたへんてこな世界で起こる生と忘却を巡る物語

遠子先輩が心葉くんに出した三題噺を書きます。 まじめな文学作品、ぶっとんだギャグ小説など、いろいろ書いてます。 【文学少女シリーズ、三題噺一覧（ライトノベル版）】 死にたがり…

雨だからおうちにいるの 雨だからクレヨンでお絵かき 雨なのにお母さんがいない お母さんはどこに行ったの？

昭和40年初めの頃の事、団塊の世代の両親と5歳の姉と3歳の私は長屋に住んでいて、 同じ長屋に住む5歳のみゆきちゃんとお母さんの話題になると、両親はいつも顔を見合わせ小声になり、特…

クレヨンの白色ちゃんはお絵かきが大好き。どうやら真っ白な画用紙の上で黒色くんと喧嘩をしているようです。 「白色は画用紙の上にいたって、誰にも気付いてもらえないんだ」 黒色くんに意…

それなりに回答に労を要する「30の質問」+αに参加してみました。 個人的な質問にも答えています。 興味の湧いた方は読まれてみるのもありかもしれません。

主人公の瑠璃は死んだら全てを忘れる事が出来ると信じていた。 しかし、自ら命を絶った瑠璃の目の前には、やたらと元気で明るい保育士と個性豊かな子供達が居る。ここは、賽の河原にある【…

幼稚園の先生・弘美は園児がどこかから拾ってきた絵本を、これでいいやと読み聞かせてしまう。すると、次々と信じられないことが起こり…… 幼稚園の教室を舞台とした、ＳＦパニックコメディ…

　文化祭を週末に控えたある日、音無律《おとなしりつ》は幼き日の友人と再会した。 　彼から託されたのは、５年前に亡くなったもう一人の友人が遺した七色のクレヨン。 　暖かくも辛い…

少女の絵は確かに上手かった。 けれども少女の母は認めてくれない。 あなたの絵には何かが、足りないと ある日少女はクラスメイトの男子の描く絵を目にする。 それはとてもひどいものだ…

クレヨンリップの発色は抜群です

　みるきぃクレヨンの5人はアイドル部のアイドル・ユニット。デビューの舞台は、人気チア・リーディング部の前座。 　そりゃデキはひどかったけど、ぬあんと「帰れ」コールの前に予定してい…

「以上で委員会を終了します」 凛とすまし、メガネを一度触るとあたりに誰もいなくなったかを確認する。 すると、頬にギザギザの赤クレヨンをチークして、一つの本を取り出した。 「ここで…

幼稚園の頃はよく、ドラゴンボールごっこをしていた。 かめはめ波とかビックバンアタックとか魔貫光殺法とか、見様見真似で打っていた。赤のクレヨンで口元から垂れる血を塗ったりしながら。…