【短編集】文学少女シリーズの三題噺に挑戦
しき
【ラブコメ】初恋、苺大福、国会議事堂
僕は授業中、夢の中である予言めいたものを聞いた。
ぽかぽかした陽気の中でうとうとしていると、急に聞こえたのだ。いや、正確には聞いてないのかもしれない。しかし僕は、それをはっきりしたものとして認識していた。
『初恋の人と、国会議事堂で、同じ数の苺大福を食べると、二人は両想いになれる』
初恋の人……意識するだけで胸が熱くなる。僕は右前に座っている、きらきらした黒髪に彩られた横顔を見つめる。細かな睫毛に縁取られたまんまるな瞳を黒板にむけて、ノートにペンを走らせている。
僕は始業式の日、桜の木の下に佇む彼女に一目惚れした。同じクラスになれたらいいなと思いながら教室に行くと、そこに彼女の姿があった。
僕はすぐ近くの席に座れたので、なんとか話をして仲良くなれた。休憩時間にもときどき雑談する。今はツッコミにグーで殴られる仲だ。
でも、僕が抱いている思いを、彼女も持っているのだろうか。そう考えると、さっきまで幸せに満ちていたはずの心がざわざわして、不安が広がっていく。
そうなると、もう確かめずにはいられない。僕は彼女に話しかける決心をした。倉田さんは甘い物の話には目がないので、そこを攻めていこう。
倉田さんはちょうど帰り支度をしている頃だった。
「倉田さん。良かったら今日、国会に苺大福を食べに行かない?」
「はあ? なんでそんなとこ行くのよ? 馬鹿がうつるわよ」
誘いざますぐに、鋭い目線が下から飛んでくる。
倉田さんは、外見に似合わずキツイ口調で話す。まぁ、そのギャップが好きなんだ
けどね。
「いや、議員は馬鹿じゃないし、うつらないからさ」
「わかってるわよ。それで、私が行かなきゃいけない理由ってなんなの? いくららくだと一緒だからって、国会について行くほど私は暇じゃないの。これから掃除もあるんだし」
ちなみにらくだとは僕のあだ名である。授業で発表するとき、「僕は」と言おうとしたのに「ぼかぁ」と言ってしまって以降、クラスのほとんどの人からそう呼ばれている。(成人式で配られたひどいDVDに登場するキャラだ)
……しかし困ったな。倉田さんなら苺大福につられると思ったのに……。
まあ、冷静に考えると「国会に行こう」と誘われて疑問を持たずについてくるほうが怖いけれど。
……なんとか他の理由を考えないとな。
自分のボキャブラリー不足を嘆きつつ、僕はこんな提案をした。
「ほら、今日授業で国会について勉強したでしょ。ついでに、本物も見てみようと思って」
「そんなの見てどうするのよ。コカインとかならいいけど、国会なんかつまらないわ」
「え? 今さらっと危険なこと言わなかった?」
倉田さんはよく独特なギャグを使う。僕なんかには想像もつかないようなネタが多く、時々理解が遅れてしまう。だが、少しでも遅れてしまうと彼女の危険を損ねてしまうので、応戦には必死だ。
「にゃんでもらいは。ほれじゃあわらり、ひそふはは」
「既にやられてるっ?!」
「コカインパンチ!」
酔っぱらいのおじさんみたいにヘロヘロ状態になったまま、倉田さんがグーパンチを放つ。僕が構えてたカバンに当たり、へしゃげた鼓のような音を立てた。
「まあ、冗談はさておき……私も一緒に行くわ」
「ほんとに?!」
経過はどうあれ、何とか約束をとりつけたことに胸を撫で下ろす。やってみれば意外に簡単に誘えるものだ。どうして今までこうしなかったのだろう……。
「ええ、掃除は当番の他の人達に任せるからいいわ。こんな時、集団生活は便利ね」
倉田さんがさも当たり前のように言う。彼女はマイペースで、周りの意見はあまり気にしない性格だ。
「いや、一緒に行ってくれるのは嬉しいけど、掃除はちゃんとしようよ。他の人に迷惑がかかるよ」
「怠けアリは、働きアリが疲れた時のために体力を温存しておくものなのよ」
そういう問題じゃない気がするけど……。それに、倉田さんなら、疲れた働きアリに混じって休む気がする。
まあ、OK貰えたんだし、掃除くらいいっか。僕達は教室を後にし、国会へ向かった。
議事堂へ向かう道を歩いていると、倉田さんが話しかけてきた。
「それにしても、国会へ入れるなんてすごいわね。らくだくん、議員に知り合いがいるの?」
……?
突然の質問で意味が解らず、少し躊躇してしまう。
「え……そんなのいないけど」
そう答えると、倉田さんはひそめた眉の下から僕を睨んだ。
「じゃあ、どうやって国会に入るの?」
「えーと……普通に入れるんじゃないの?」
しまった。さっきの授業で質問しておけば良かったな。真面目に授業を受けなかった罰は、こういう肝心なときに受けるものなのか。
「そんなわけないでしょ! 国の最重要機関よ!? 一般人が自由に出入り出来たら、毎日テロが起こってるわよっ!!」
「……そうなの?!」
「当然よっ!! 全く、そんなことも知らないの? アンタの脳、骨粗鬆症になってるんじゃない?」
うう……確かに、こんなの常識だろうなぁ……。怒るのも無理はない。僕は常識がないうえに、骨粗鬆症も言えないのだ。
「……まぁいいわ。国会の見えるとこにでも行きましょう。ちょうど近くに公園があるから」
倉田さんはため息まじりにUターンして、再び歩き出す。
「そ、そうそう! その公園に行こうと思ってたんだよ! ホラ、今日は天気もいいし」
僕は後を追いながら、無理やり辻褄を合わせようとする。
「ふーん、でもらくだくん。その公園の名前ってわかる?」
…………。
「……知らないんだ。へぇ、人に無駄足踏ませといて、フォローもろくに出来ないわけ?」
「いや、けしてそんなことは」
「じゃあ言ってみなさいよ」
倉田さんは腕を組んで、前の方へ視線を動かした。僕に期待していないかのような素振りを見てると、反骨心が生まれた。僕はこれまでに読んだ本をサーチして、状況に最適なセリフを考えた結果、こう口にした。
「倉田さん……物知りだね」
とりあえず褒める、これにつきる。基本にして奥義だ。
「無難すぎるわね」
倉田さんが、長い髪を撫でながら、表情を変えずに答えた。もっと褒めないとだめらしい。
「国会について知ってる女の子はそんなにいないよ。きっと頭の形がいいんだね。それに目も耳も、綺麗だから覚えられるんだろうね」
さらに畳み掛ける。自分でも何を言っているのかは良くわからない。だが少なくとも、レッドカードが出るほどの酷さではないはずだ。
「……ふっ」
僕が言い終えると、倉田さんが笑い出した。やっぱり変だったかな。でも、変な顔をされるよりはいいかも。
「それ、かっこつけてるの?」
口元を手で覆いながら、倉田さんが言った。
「そうじゃないよ。倉田さんを見てると自然とそう思ったんだ」
僕の言葉を聞くと、倉田さんは何度か反芻するように頷いた。
「ふむ……フォローとしては合格ね」
目的地の公園を歩きながら、時計を確認する。
もう夕方にもかかわらず日は高く、眩しい白い光を放っている。そろそろ訪れる夏を予感せずにはいられない空だ。
「で、キミはどんな風に私を楽しませてくれるのかな?」
倉田さんは僕の行く手を遮るように仁王立ちした。
いたずらっぽく歪めた口元の上から、鋭い眼差しを向けてくる。
「え、何?」
「こ、こんな人気のないところに呼びだしたってことは……」
と思いきや、突然もぎたてのりんごみたいに顔を赤らめて、上目遣いで僕を見つめる。実際には昼下がりの喫茶店程度には人がいるのだが、彼女のギャグの前ではそんな考察も無意味だ。
倉田さんはこうやって男子をからかうのが趣味だと知っていたが、乗せられるのも悪くない。彼女は最後まで騙しとおす。相手を落とさず、純粋にネタだけで笑わせる。
「そうだね。君の思ってる通りさ」
「ええええええぇぇぇぇぇぇぇっ! て、てことは、もしかして、こ、告白とか……」
益々顔を赤くする倉田さん。ああ、かわいい。
「うん」
って僕、今とんでもないこと言った?! 確かに今日は両想いになるのが目的だけど、実際に言うのは話しが別だ。それに、この流れだと冗談だと思われる……僕は真剣なのに。
「ま、待って。まだ心の準備が出来てないわ……いきなりクラスメイトに『ぼくの正体は22世紀からやってきた人型ロボットだ』なんて言われたら……」
倉田さんは冗談だと受け取ったのか、さらにネタを被せてくる。安心と不安がないまぜになりつつ、僕もネタに応える。
「そんな告白しないって。それに、人型って言う必要ないんじゃ」
「『私の正体は普通のロボットだ』?」
「いや、そういうことじゃなくてね」
「わかってるわよぉ……」
胸の前に置かれた指先が、リスみたいに小刻みに震えている。
こんないい子が、もうすぐ僕の物になるんだ。この国会議事堂の前で、苺大福を食べることによって……
僕はもう一度予言を確認する。
『初恋の人と、国会議事堂で、同じ数の苺大福を食べると、二人は両想いになれる』
……だが、肝心なことを忘れていた。苺大福がない。
タダで両想いになれるほど、人生は甘くないわけだ。僕の思考回路は苺大福より甘かった。
倉田さんは大きく息を吐くと、隣にあったベンチへ向かった。休むつもりだろう。僕も後を追った。
すると、不意にベンチからの輝きが目を射抜いた。
僕は瞼を閉じて、両腕で目を覆った。
状況が飲み込めず、得体の知れない不安が押し寄せる。
数秒後、瞼越しにも感じられた光が急速に衰えていく。
まだチカチカする目を強引に開く。
すると、ベンチの上に小さな箱が置かれていた。
それは、僕の期待していたもの――苺大福と書かれた箱――だった。
「ああびっくりした。なんだったのかしら、今の光」
腕越しにうっすらと目を開けながら、倉田さんが言った。
「うーん、どうやらあれが発生源みたいだよ」
僕はベンチの上の箱を指さした。
「えっ、なにこれ……苺大福?! やったぁ、私大好きなの! もちろん、食べていいのよね」
倉田さんは、さっきとは打って変わって満面の笑みで、苺大福の箱のそばへ一目散に寄っていった。苺大福とマジックで書かれただけの簡素な怪しい箱だけど、特に気にしてないらしい。
……さて、ここからは慎重にやらないといけない。苺大福を同じ数だけ食べないといけないのだから。倉田さんは甘いものが大好きだから、うっかりしてると彼女の食べる量のほうが多くなる。
それに、奇数個だった場合、半分に分ける必要がある。果たして彼女が、半分こなんてしてくれるのだろうか。
「すごい、20個も入ってるわ」
ってもう開けてる?! 大変だ。早くなんとかしないと全部食べられてしまう。
えーっと、20個なら、僕は10個食べないといけないことになるな。
……10個か。空腹気味とは言え胸やけがしたが、両想いになるためだ。そんな泣きごと言ってられない。
僕がどうやって分けるか思案していると、倉田さんが予想外の提案をした。
「らくだくん。二人で平等に分けましょうね」
「え、いいの?」
「もちろんよ。私のために用意してくれたとはいえ、全部貰ったら悪いわ」
僕は感動していた。倉田さんにこんな一面があったなんて。自分勝手な倉田さんから物を貰えるということは、脈ありと見てもいいだろう。
倉田さんは、箱のそばに座ると、自分の膝に苺大福をのせていく。
「じゃあ、まず私の分、10個ね。10、9、8、7、6、5、あと5つね。1、2、3、4、5。はいこれで10個。残りはらくだくんの分ね」
倉田さんが自分の分を取ったので、僕は残りを取った。
倉田さんの隣に座り、苺大福の箱を膝に載せる。そういえば、こうやって一緒におやつを食べるのは初めてだ。そう意識すると、胸がいっぱいになって、ますます大福を食べれなくなる。
「それじゃ、いただきまーす」
倉田さんが行儀よく合掌をしたので、僕もそれに倣う。さて、頑張って食べるぞー。
……って、あれ? 箱の中に9個しかないぞ? 倉田さんは10個取ったんだから、僕は10個のはずだ。
どういうことだ。もしかして、最初にあったのは19個なんじゃ……? それとも……。
……やっぱりか。倉田さんの手持ちを数えると10個。今食べているのと合わせると11個だ。油断した。
「ねぇ、倉田さん?」
「なぁにぃ?」
口の周りにあんこをつけたまま、幸せそうな声を上げる。罪悪感というものがないのか、この人には。
「倉田さんの苺大福、僕より多いみたいなんだけど……」
「それがどうしたの?」
まるで惑星より衛星の数が多いことを主張するかのごとく、当たり前に振る舞っている。
僕は少しイライラしてきた。
「いや、平等に分けるって言ったよね?」
「言ったわよ」
「ならさ、どうして同じ数じゃないの?」
「それはね……」
倉田さんは一呼吸おくと、僕を見据えてこう言った。
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずよ」
それだけ言って満足したのか、倉田さんは再び大福を食べ始める。彼女が食べ終わるまでの間、僕は言葉の意味を考える時間を得た。
「それ、福沢諭吉が言ってた言葉だっけ? でも、それなら二人とも平等になるんじゃ?」
倉田さんは『甘い甘い』と言わんばかりにあんこ付きの人差し指を振ると、こう答えた。
「この言葉には続きがあるの。神は全ての平等に作った。それなのに人間に差があるのはなぜか。それは、知識の量に差があるからよ。
つまり、あなたの苺大福が少ないのは、あなたの知性が少ないからよ」
さすがにムッとした。勝手に自分だけ多く大福を取ったくせに、馬鹿呼ばわりするなんて。そういう考えのほうが知性がないんじゃないだろうか。
「気付かなかった? 私はあなたの目の前で堂々と、11個の大福を取ったのよ」
そう説明して、彼女は、大福を取った時の再現をして見せた。
……あれ? 11個取ってる……。
「そんなセコいことしてたの?!」
「セコくないわ。ひっかかるほうが悪いわよ、こんなの」
いや、どう考えてもセコい。平等に分けようと言っておきながら、多く取るだなんて。
なんで苺大福のためだけに、こんな手段を使うんだ。これじゃ、予言の通りにならないじゃないか。
「どうしてこんなことするのさ?」
「最近、苺大福由来のヒアルロン酸が不足してるのよ」
あまりに理不尽な言い訳をされたので、僕の顔は少し熱くなった。
「ただ単に、倉田さんが食い意地はってるだけでしょ!」
「失礼ね! 私そんなに食い意地はってないわ」
「とにかく、返してもらうからね」
「なんでよ! 大体、平等に分けなきゃいけない正当性なんてないでしょ!」
「あるよ! 最初に『平等に分けよう』って言ったじゃないか」
「それは知性が同じ場合の話でね……」
「ああっ、もういいよ。9個も10個も一緒さ」
そうだ。別に僕は苺大福が好きなわけじゃないんだ。大体、苺大福なんて邪道だ。大福の中に苺を入れるなんて発想が間違ってる。苺がすっぱくて、大福のおいしさが半減してる。
……そういいながらも、やはり空腹には勝てない。仕方なく、大福を口に運ぶ。
大福は、いつもよりしょっぱかった。
僕は、倉田さんと何度が話しているうちに、少しずつ打ち解けたつもりだった。でも、彼女にとっては、僕はクラスメイトの一人に変わりないんだ。こんな一大事に僕をからかうなんて、あんまりだ。
彼女への喪失感と、あんな予言を信じていた恥ずかしさが重なって、僕の中にうねるような感情の波を起こす。
彼女の気持ちも考えないで、勝手に両想いになれるなんて思いこんで。
僕は馬鹿だ。
「きゃっ! な、何これ?」
突然、隣から倉田さんの悲鳴が聞こえた。驚いて、倉田さんの方を振り向く。
振り向いた後、泣き顔を見られることを考えてなかったことに気付いたが、そんなことはどうでも良かった。
目の前に広がる光景に、唖然とした。
倉田さんが残していた2つの苺大福が淡く光っていたのだ。
その光は倉田さんの両手を包み込むと、上の方へ持ち上げていく。
「倉田さんっ! 大丈夫?!」
僕は苺大福を振り払おうとしたが、なぜか強い抗力があって近づけない。
倉田さんは、手足や口を小刻みに震わせている。どうやら自由に動けないらしい。瞬きも多く、呼吸が苦しそうだった。
そして、彼女は光輝く手で2つの苺大福を胸に当てると……
「か、かわりに私を食べてっ!!」
そう叫んだ。
倉田さんがおおよそ口にしなさそうな言葉を聞いた。でも、それは確かに彼女から僕に向けられた愛の言葉だった。
「そ、その……私、別に意地悪したかったわけじゃないの。まあ、苺大福は……好きなんだけど、ね。……ふ、二人きりで食べるのが……恥ずかしいっていうか、その……」
僕は倉田さんの言葉が嬉しくて、しばらく呆然としていた。
苺大福の光は徐々に夕日色に変化した後、静かに消えていった。
帰り道。
僕達は余りの苺大福を持って、一歩分の距離を空けて家へと歩いていた。甘いもの好きの倉田さんは、苺大福がもっと欲しいのか、所在無さげに手を振っていた。
苺みたいに真っ赤に染まった夕日が、二つの影法師を落とす。甘くて、ほんのちょっぴりすっぱい気持ちにさせる夕日だ。
「え、えと……」
少しどもりながら、倉田さんが話し始める。
「私とらくだくん、お互い9コずつ食べたんだよ、ね?」
「え、うん……そうだね」
正直に言うと覚えていなかった。僕の頭はさっきの倉田さんの言葉でいっぱいだったから。
「あ、あの……私の大福、2つあげるわ。……私のせいで、二つ減っちゃったから。これで平等でしょ?」
彼女はポケットから大福を2つ取り出すと、僕の前に突き出した。あまりに急な動きだったので、思わずたじろぐ。
「……いいの?」
「うん。もともと、私が悪いんだし」
「そうだね」
「……そこは否定するとこでしょ」
~ 「死にたがりの道化」より ~
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