「文芸」を含む小説

【二〇歳を前に処女なのをあせってる素行不良な巫女さんが人生初の合コンに参加したら、建物ごとテロリスト（巫女さん）たちに占拠され孤軍奮闘するお話です】 〝緋ノ巫女〟――それは古く…

　切り詰めた表現が描き出す奥深い人生の形。 人生の悲喜交々が凝縮された超短編ならではの心震える物語の数々・・・ 映画のラッシュを観るようにテンポが快適で、中味が濃く、読み出したら…

繁華街の路地裏。 不良グループにカツアゲされていた中学生を助けようとしたフリーターの光汰は、逆に返り討ちにあってしまう。 気絶するほどボコボコにされた光汰が目を開けると、そこには…

「この結婚はきっと、幸せになれない……」 大正九年。 華族令嬢の橘万葉子は悪魔と呼ばれている骨董商、古御門物見男爵と結婚した。 すべての始まりは、父、橘実明に殺人の容疑がかけ…

ある夏の小さな出来事。 僕はただ弟を喜ばせたかったんだ……それだけだった。 ある川辺で起こる、兄弟のショートショート。 ささやかなトリックがあります。

こんな未来は幸せでしょうか？ この作品はメインで連載しているハイファンタジー「ありふれたクラス転移」の主人公で文芸部員であるハルが文化祭のために書いたという裏設定があります。 …

振興宗教家を騙る三下詐欺師が品行方正(？)坊主とバディを組み、とある田舎で起こる事件に立ち向かう――！！百合ありSMあり。やや大人向けエンタメ文芸を目指してます。 シリーズ第1弾…

それは、どんな願いも叶えてくれるという、伝説の花だ。 過去に囚われし者。 よりよい未来を望むもの。 集まった者たちは伝説の花を求め、旅に出ることとなる……。 「殺人兵器」とい…

年下の女の子と夏祭りへ行く『僕』いつかは手を離すのは君。年上の僕に追いつきたいと、大人になりたい君は精一杯の背伸びをする。

男の娘やニューハーフの心情文芸世界へようこそ。 初めての女装「初衣（ういごろも）」、心の揺らぎや恋の成就、別れの悲しみまで、多様な感情を織り交ぜながら、言葉の力で彼らの物語を紡…

イタリア生まれのイタリア育ちだったわたしは、日本にやってきた。 それだけの日記。

大学院入試の朝、笹井文哉はゴミ集積所で捨て猫を見つけてしまい、成り行きで飼うことになる。 大家さんが「幸一郎さん」と名付けた子猫は「サビ猫」のオスで、幸運を運ぶといういわれのある…

寒風に潮の香りを感じながら突きつけられたのは、嘘か本当か。 知人に紹介されたアルバイト先で出会った「三神先生」に一目惚れしたのが大学入学すぐのことだった。 物腰柔らかく、一分の…

私と彼女の物語

小学1年生のユキの教室で、影が蠢き始めた。 兄の制服の襟元に浮かぶ不自然な染み。教師たちの曖昧な態度。クラスメートたちの不気味な笑い声。そして、深夜に響く兄の悲鳴。 誰もが見…

　作家木庭晴恵（こば・はるえ）の家で開かれた新年会の帰り、大手出版社誠正（せいせい）出版社の編集者内村修（うちむら・おさむ）は、新人作家の蟹江登一（かにえ・とういち）を駅のカフェ…

高槻胡桃（たかつきくるみ）は、双子の兄・敦（あつし）と、親友である令嬢・絹（きぬ）の忍ぶ恋を応援するため、二人が密会するときは兄と着物を交換して兄になりかわっている。 しかしあ…

『命を大切にね』 『もっと胸を張って吸血鬼を助けてほしい』 『レオになら、僕は殺されてもいいよ』 『時代は変わるんだよレオ、お前が変えるんだ』 『吸血鬼は復讐しない。復讐をする…