「ファンタジー（風）」を含む小説

この異世界は、中世欧州を基盤とし、重なり合う複数の権力が支配の均衡を保っている。 領主は土地と労働力を握るが、宗教には逆らえない。 教会は唯一神の名のもとに権威を持つが、その教義…

――一度目は、裏切りと憎しみの中で。 ならば、二度目は。 灰燼に帰したはずの聖女の魂は、16歳の農民少女ジョアンの肉体を得て、再びこの世に呼び戻された。その腕に赤く疼く『聖痕』…

　現代日本の医学知識だけを武器に、異世界に転移したイロハ。 彼女が手にしたのは、莫大な対価と引き換えに失われた医療技術を解放する魔法の本「|命脈の書《ルート・オブ・ライフ》」。し…

ほとんど無人のダッハ荒野を、地球目指して北へと移動する六人の少年少女。 乗り込むのは１７メートルの巨大ロボット、ドンキー・タンディリー。けれども修復が進まずまだまだポンコツで、少…

産業革命後の世界。裕福な層は車を持ち、都市部に行けばガス灯が並んでいる。 そんな中、前時代の遺物である魔法は滅びゆく運命。なぜなら魔法は、誰もが一律に使えるものではないし、使用に…

古代魔法文明の遺跡で目覚めた、不定形の魔導生物。 「彼」に与えられていたのは「捕食」した生き物の姿と能力、そして記憶を自身のものとして使えるという能力と、本能の如く刷り込まれた「…

風の恵みで人々が豊かに暮らす「風の王国」。その風を操る能力を持つ少女、ソラは「風の歌姫」と呼ばれ、人々に感謝されていた。しかし、自身の感情が風に影響を与えてしまうことに戸惑い、そ…

孤独な少年オークスは、家族に疎まれ、山奥で迷子に。そこで出会ったのは、水竜と名乗る謎の少女と、彼女に仕える冷静な騎士。 拒絶され続けた彼にとって、初めて“居場所”を感じた夜だ…

極東の島国で妖の王を討ち取った青年トキは、そのとき自身もまた死に絶えたはずだった。気がつくとそこは、故郷より遥か西に位置する異国の地。持ち物はトキの仕えていた姫の薙刀のみ。 「…

舞台は、 魔法が衰退して、機械文明が発達した『現代風ファンタジー世界』。 魔法にあこがれる者たちは、 　違法なドーピング薬に手を出してしまう。 それが魔法薬――通称”マジッ…

ざっくりざくざく会話劇。 もしかしたら手直しもするかも。

朝は完璧な主婦。 昼は冥府の支配者。 ――それが、ご近所の誰も知らない“よしえ”の正体だった。 家族を送り出すと同時に、彼女はカギをかけ、カーテンを閉じ、結界を張る。 そして床…

わがままなお姫様が城を飛び出して冒険する話です。 上橋菜穂子さんとか小野不由美さんみたいなオトナも楽しめる児童書を念頭に置いて書いてみる予定です まだ学生で、不慣れな所が多いので…

倫国（りんこく）の皇女・聖華公主は母親を亡くして以降、後宮内で孤立していた。笑顔を失い、皇后や妹たちには「氷公主」と揶揄された。 ある晩、皇后が差し向けた人物に危害を加えられそう…

帝国の終焉。それは、多くの者たちの「始まり」だった。 幾度の戦と敗北の果てに、帝国は最後の賭けに出る。 目の前に迫る大決戦──それは滅びの号砲となり、忠誠は裏切りに、誓いは呪…

今いきているからこそ、心をうたえるんだ。 カクヨム短歌賞10首連作部門応募作。 角川学園コンテストの締め切りに間に合ったので、短歌も締め切りギリギリに書いてみました。 最初は違…

『アルティピア大陸』の全土を治める『帝国』は、七色の翼をもつ龍帝『オトナス・ナスン・ソラヌム』の進軍と、それに呼応した北方での反乱により、今や大混乱に陥っていた。 半壊状態となっ…

没落した柊家の娘の明日香は、皇家に嫁ぐことを命じられた。 しかし花婿は人間ではなく――銀髪紅眼の人形だった。 無機質な視線の奥で、彼はやがて目を覚ます。 「俺を殺した相手を探…

事故で命を落とした元野良猫のミア。最愛の飼い主に再び会いたい！女神の力で人間に転生！ 転生したミアは、恩返しをするため、アレクシスが通う名門学園に「猫かぶり令嬢」として入学する。…

明治時代風の和風ファンタジー 闇に跳梁跋扈する、あやかしを討滅する美女・美少女たちの物語。 戦あり、魂鎮めあり、その他あり、全ては戦いのみにあらず。 検非違使、それはその昔、…