「愛 女性向け」を含む小説

時は現代。 地方都市に仲の良い兄妹が在った。 兄は妹を妹として愛し、愛を真っ直ぐに受け続けてきた妹は兄を雄として愛するようになった。 その愛欲、撫で包むこと風の如く。 御し難きこ…

遠くて思い出せない青春とか、 忘れられない恋とか、 いつかしてみたい恋とか、 変わらない愛とか、 切ない恋とか、 短いお話にして詰め込みました。 きゅんがあればい…

辺境の小国アストレアへと嫁いだパトリツィアは、婚礼を終えたその夜に枕を涙で濡らしていた。夫となったギルベルト･エーベルが寝所に現れなかったからだ。 侍女のミラの励ましと、前向きな…

　その年『花都』は、長年因縁関係にあった『氷都』との戦争に敗北した。 　敗戦国となった『花都』には後がない。そこで『花都』は『氷都』にある事を提案する。 「——我が国が誇る『…

オーブリーはおしゃれより読書好き、薬作りや土いじりに癒やしを感じる伯爵令嬢。家族そろって領地に籠もって研究に勤しんでいる田舎貴族だ。そのせいかついたあだ名が『貧乏草令嬢』。家でハ…

　ジュエルタウン。宝石のように美しいこの街で黒髪の少女ーーカラットは、宝石人形師となるべく修行をしていた。 　宝石人形師の師匠であり育ての親のシャトヤンシー、シャトヤンシーの宝石…

昔別れた恋人に良く似た人が浮気相手だった。 浮気と言うのは賠償金や社会的な地位を必ず崩す行為、君に罪を背負ってほしく無かった。

「どうしたら愛してくれましたか」 リュシエンヌ・フロラインが最後に聞いた問いかけ。それの答えは「一生愛すつもりなどなかった。お前がお前である限り」だった。両親に愛されよ…

「この呪われた異形の体から開放される日は来るのだろうか……」 「お待ちになって。そのハイパーキュートなお耳をどう為さるおつもりで？」 　才色兼備な王太子妃ジークリンデは、舞…

幼い頃に家族を亡くしたリリーは4人の貴族の男に大事に育てられる。4人はリリーを溺愛し、毎日プロポーズをしていた。しかしリリーは4人のプロポーズを断りつづけプロポーズを承諾するまで…

　幼馴染に騙され、隣国との和平のため、女なのに「王子」として姫と結婚させられることになってしまった平民アリシア。でも蓋を開けてみれば、「姫」も身代わりの男で––––？　和平に反対…

子供の頃から念願だった「パティシエ」という夢を35歳で叶えた男、佐藤英輔（さとうえいすけ）。 自身の店を開く前日に行った、店の宣伝を兼ねた「試食会」の日。 彼の作った菓子を食べ…

いきなり異世界に転移したら婚約破棄の現場だった。断罪中だった王子は梨奈（りな）を『愛とエロスと豊穣の女神』だと抜かして、色仕掛けでグイグイ来る。こんな世界に召喚されて梨奈はやって…

※アルファポリス様にて先行公開をしていた作品です。 ※7/20：アルファポリス様にて続編見たいですとの温かいお声を多数いただきました。というわけで、続き出しました Aランクパー…

王子様なんて当てにならない。 １度目でそれを思い知ったジルは、王女ルーナを守るため剣を取り騎士となった。 ・ジブリール(ジル)【銀の髪、碧い瞳】……密かな思いを抱きしめる令嬢…

「君との婚約を解消したい」 その言葉を聞いてエカテリーナはニコリと微笑む。 「了承しました」 ようやくこの日が来たと内心で神に感謝をする。 （わたくしを盾にし、更に記憶喪失と…

私、愛菜は誰を愛して、 誰から愛されているのか、自分でもわからない。 愛を探して、男性から男性へと心を傾ける。真実の愛を探して。

「ぬし、我の嫁となれ」 　この言葉で、人身御供の生贄に選ばれた巫女である天魔華鈴（てんまかりん）の人生は変わった。 　両親からの愛や温かさを知らなかった華鈴は、あやかしの世界…

　明治時代に産まれた紅時は、儚い初恋の人の夢を見る。 　令和時代の伊藤　春は、大好きな兄のような少年に恋をする。 　令和時代の伊藤　節は彼に心の隙間がある。言葉に出せない愛がある。

「私、ロヴィーサ・ペトロネラ・エールヴァールは、英雄レードルンド辺境伯アレクシス様に嫁ぎたいと思います」 妖精姫と称えられる令嬢は、整った美しい顔（かんばせ）を綻ばせた。求愛を受…