「戦記だけど戦記じゃない」を含む小説

多くの人たちが亡くなった第二次世界大戦から１５年ばかりの年月が流れた。 枢軸国が勝利したこの世界は史実をは全く異なっていた。 新しい世界の秩序は独伊の不仲、アメリカの復活、ヒトラ…

今はかつての自分の名前も思い出せない。 しかし自分がブラック企業で奴隷のようにこき使われていた冴えない社会人男性だったことは朧げに覚えている。 ある日を境にそんな前世があった事…

その日、神の威光が大地に降り注いだ。 目も眩むほどの閃光が、見渡す限りの空を焼き尽くし、そして世界の首都が蒸発した。 人々は天変地異ですら起こしえない事態に、恐怖を覚える暇も…

時は五大国時代。大陸は覇を争う戦争が既に三百年続いていた。 南の水軍最強の帝国〈帝政翆玲国〉、東部火山の超大国〈炎獄王国〉、西部平原の〈葉桜王国〉、北の連合国家〈氷晶連合〉。この…

中国の三国時代、炎興元年（２６３年）、蜀の第二代皇帝、劉禅は魏の大軍に首府成都を攻められ、降伏する。 蜀は滅亡し、劉禅は幽州の安楽県で安楽公に封じられる。 私は道を誤ったのだろう…

衰退著しい名門国・オルセナに生まれた王女。 しかし、有力諸侯から息子の妻と望まれたことでオルセナ王は王女を御用商人のネイサン・ルーティスに託すことになる。 王女を育てることにした…

この世界には二つの種族がいる。 一つは人間。そしてもうひとつは獣人。 兄弟王のいさかいをきっかけに始まった百年戦争、その只中に生を受けた獣人、ラッシュ。 傭兵としてひたすら戦い続…

滅びかけた異界は、一週間に一人だけ他世界から戦力を呼べる。 その召喚要請を主人公は断った なぜか？ 行くべきは英雄ではない、主人公の鍛え上げた兵士（弟子）である。 世界を救…

　過去の事故や事件で得た知識や経験をもとに、それを教訓として積み上げ二度と同じ過ちは繰り返さないという当たり前の組織。 　サイレントネービーを理想とし、不戦こそを勝利としてきた帝…

数々の画期的な軍用魔術によって周辺国を支配していった、魔術国イングレッサ。その覇道を表裏ともに支えていたのは若くして大魔導師の地位まで登り詰めた男――ヘルト・アイゼンハイムだった…

　我々の住む世界とは、また異なった世界。 　室町元年、安土皇国は相変わらず繁栄と平和を享受していた。だが、それはモンスター軍団の侵攻により、突如として終わりを迎える。 　その…

おっさんは戦場をゆく…… 真田信繁の当世具足 ――赤備えを身に纏い、大太刀を佩いて向かうは異世界。 戦国時代も真っ青な異界の乱世を生き抜くためには 甘いことは言ってられねぇ。…

[完結！] 近未来、宇宙開発が進む地球で、月面調査により約七千年前の謎の基地が発見される。調査員が誤って起動させた機械から地球に「ダンジョン」が大量発生し、文明は崩壊。モンスター…

　1900年代、日露戦争の英雄達によって帝国陸海軍の教育は大きな変革を遂げた。戦術だけでなく戦略的な視点で、すべては偉大なる皇国の為に、徹底的に敵を叩き潰すための教育が行われた。…

【ほかの投稿サイトも掲載中】聖女の逆鱗 ― 転生聖女は推しを追いかける 　今日は魔法学院の卒業式。煌めくシャンデリアと色鮮やかな花々に飾られた広間で、若者たちはそれぞれの栄光を胸…

　ワシントン軍縮条約、さらにそれに続くロンドン軍縮条約によって帝国海軍は米英に対して砲戦力ならびに水雷戦力において、決定的とも言える劣勢に立たされてしまう。 　その差を補うため、…

あらすじ 　出発間際のキャラバン。青年が次の町まで乗せてほしいと声をかけてきた。 　腰には古びた剣を帯び、青年は自信なさげに自らを剣士見習いだとはにかんだ。 　馬車に揺られながら…

魔族との戦争から解放され、つかの間の平和を享受する世界。和泉美奈代は、決戦兵器“メサイア”のパイロットとしての素質を見いだされ軍に入る。だが、その前途に待ち受けていたのは、全世界…

　度の過ぎた奴隷制と世襲制から、常に戦の気配を漂わせているマラ帝国 　そのため、かの国では優秀な軍人を養成する士官学校だけでなく、一介の兵士を育てあげる無償の軍学校も多く存在した…

この世界の音楽は「人殺しの戦争兵器」と「人々を楽しませる娯楽」という二つの面を持つ。 そんな世界で音楽に故国と母と親友とを奪われ、それでも少女は音楽を愛せるのか──。 もし気にな…